兵庫医科大学病院

兵庫医科大学病院：安全と質の高い医療を提供する地域の中核病院

兵庫医科大学病院は、兵庫県西宮市武庫川町に位置する大学病院です。その理念は、安全で質の高い医療を提供し、地域社会に貢献するとともに、優れた医療人を育成することにあります。

歴史と発展: 1972年の開設以来、兵庫医科大学病院は着実に発展を遂げてきました。1973年の1号館完成を皮切りに、救命救急センター、NICU、結石センター、老人性疾患センターなど、医療機能の拡充を積極的に進めてきました。特定機能病院としての承認（1994年）、災害拠点病院・エイズ拠点病院への指定（1996年）など、数々の認定を受けており、地域医療の中核を担う存在として信頼を勝ち得ています。近年も、PETセンター、中皮腫・アスベスト疾患センター、がんセンター、総合診療センター、脳卒中センターなど、専門性の高い医療部門の開設を推進し、医療サービスの充実を図っています。

高度な医療と専門性の高い診療科: 兵庫医科大学病院は、特定機能病院として、高度で専門性の高い医療を提供しています。がん診療連携拠点病院、周産期母子医療センター設置病院、エイズ治療拠点病院、肝疾患診療連携拠点病院、兵庫県災害拠点病院としての役割も担い、幅広い医療ニーズに対応できる体制を整えています。また、兵庫県認知症疾患医療センター、がんゲノム医療拠点病院、兵庫県難病診療連携拠点病院、小児がん連携病院としての指定も受けており、地域住民の健康増進と疾病予防にも貢献しています。さらに、日本医療機能評価機構による病院機能評価も取得しており、医療の質の高さを裏付けています。

災害医療への貢献: 兵庫医科大学病院は、過去の大規模災害において重要な役割を果たしました。阪神大震災では、被災者の救護活動に尽力し、JR福知山線脱線事故でも負傷者の治療にあたりました。これらの経験から、災害医療への対応能力を高め、地域防災体制の強化に貢献しています。

充実した医療設備と専門スタッフ: 最新鋭の医療機器を備え、経験豊富な医師、看護師、その他の医療従事者によって構成されるチーム医療体制が、患者中心の質の高い医療を提供します。また、患者さんの不安や疑問に丁寧に答え、安心して治療を受けられるよう、きめ細やかなサポート体制を整えています。

地域医療への貢献: 兵庫医科大学病院は、大学病院としての教育・研究機能に加え、地域住民の健康増進と疾病予防にも積極的に取り組んでいます。地域医療機関との連携を強化し、地域包括ケアシステムの構築にも貢献することで、地域社会全体の健康レベル向上を目指しています。

交通アクセス: 阪神本線・阪神武庫川線「武庫川駅」西出口より徒歩5分とアクセスも良好です。

過去の出来事: 過去には、JR福知山線脱線事故における救護活動に従事した看護師のPTSDに関する労災訴訟や、研修医のアルバイト診療問題、医療機器の再使用問題などがありました。これらの経験を通して、病院は安全管理体制の強化、職員の教育、医療の質向上に努めています。

関連施設: 兵庫医科大学健康医学クリニック、兵庫医科大学ささやま医療センターなど、関連施設と連携することで、より包括的な医療を提供しています。

兵庫医科大学病院は、これからも地域社会のニーズに応えるべく、安全で質の高い医療を提供し続け、地域社会への貢献、そして優れた医療人の育成に尽力していくでしょう。

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