兵庫県道121号たつの相生線

兵庫県道121号たつの相生線

概要

兵庫県道121号たつの相生線（ひょうごけんどう121ごう たつのあいおいせん）は、兵庫県たつの市から相生市に至る一般県道です。この路線は、たつの市揖西町土師（はぜ）1丁目の南山交差点（兵庫県道93号竜野西インター線上）を起点とし、相生市垣内町の新境橋交差点（兵庫県道64号相生停車場線交点）を終点とする、全長4.9キロメートルの道のりです。

かつては「兵庫県道121号竜野相生線」という名称でしたが、2005年（平成17年）10月1日に龍野市、新宮町、揖保川町、御津町の合併によって「たつの市」が誕生したことに伴い、翌2006年（平成18年）4月1日に兵庫県告示第418号の2により現在の名称に変更されました。また、2006年には、山陽自動車道の龍野西インターチェンジに接続するロングランプ部の一部（本来は高速自動車国道区域）が兵庫県に引き渡され、この県道に組み込まれて一般道路として供用されるようになった経緯があります。

路線データ

起点: たつの市揖西町土師1丁目（南山交差点）
終点: 相生市垣内町（新境橋交差点）
実延長: 4.9キロメートル

起点の南山交差点は兵庫県道93号竜野西インター線との交点であり、終点の新境橋交差点は兵庫県道64号相生停車場線と接続しています。

歴史

この路線の歴史は、幾つかの重要な変遷を含んでいます。

1993年（平成5年）5月11日: 建設省（現在の国土交通省）により、当時の県道竜野相生線の一部区間が、主要地方道である竜野西インター線として指定されました。
2006年（平成18年）4月1日: 前年のたつの市発足を受けて、兵庫県告示第418号の2により、路線名称が「竜野相生線」から現在の「たつの相生線」へと変更されました。
2006年: 高速道路区域であった龍野西インターチェンジのロングランプ部の一部が、兵庫県へ移管され、一般県道である当路線に編入されました。

路線状況

本路線には、他の道路と重複する区間が存在します。

兵庫県道93号竜野西インター線: 起点のたつの市揖西町土師1丁目・南山交差点から、たつの市揖西町土師2丁目・竜野西インター前交差点までの区間は、兵庫県道93号と重複しています。
国道2号: たつの市揖保川町大門から、相生市池之内の相生陸橋交差点までの区間は、国道2号と重複して通過します。

これらの重複区間では、標識などを確認しながら進行する必要があります。

道路施設・地理

本路線が通過するのは、兵庫県たつの市と相生市の二つの市です。沿線には地域の主要な施設や交通の要衝が点在しています。

主要な道路構造物としては、相生市内に以下の橋梁があります。

相生橋: 山陽本線を跨ぐ橋です。
善光沢橋: 善光沢川を渡る橋です。

地理的な特徴としては、山陽自動車道の龍野西インターチェンジ（E2山陽自動車道）が沿線にあり、地域内外からのアクセスを担っています。また、同インターチェンジに併設された龍野西サービスエリアも近接しています。その他、相生カントリー倶楽部、JR西日本の相生駅（山陽本線、赤穂線、山陽新幹線の停車駅）、相生市立中央小学校などが沿線やその周辺に位置しており、これらの施設へのアクセス道路としても利用されています。

本路線は、山陽自動車道、国道2号といった幹線道路に加え、兵庫県道93号竜野西インター線や兵庫県道64号相生停車場線などの他の県道とも交差または接続しており、地域の交通ネットワークにおいて重要な役割を果たしています。

また、交差する鉄道としては、前述の山陽本線のほか、山陽新幹線も通過しており、これらを跨ぐ立体交差なども本路線上に存在します。

関連項目

* 兵庫県の県道一覧

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