兵庫県道38号三木三田線

兵庫県道38号三木三田線：北播磨と北摂三田を繋ぐ幹線道路

兵庫県道38号三木三田線は、兵庫県三木市と三田市を結ぶ、全長約32kmの主要地方道です。三木市街地を起点に、北播磨地方から北摂三田地方へと続く、地域にとって重要な交通路となっています。全線2車線で構成されており、自動車の通行量が多い路線です。

路線概要

起点: 兵庫県三木市本町1丁目（兵庫県道20号加古川三田線と接続）

終点: 兵庫県三田市（国道176号と接続）

この路線は、三木市中心部から三田市へと至るルートを辿り、途中、複数の市町を横断します。特に、三木市志染地区では、かつては集落沿いを走る狭隘な道路でしたが、大型車の通行増加に対応するため、志染バイパスの整備が進められました。バイパスの開通により、旧道の交通渋滞は大幅に緩和されています。

各地域の状況

三木市: 市街地を起点に、志染地区の田園地帯を縦断します。志染バイパスは、この地区における交通の円滑化に大きく貢献しています。旧道は、現在でも地元住民の生活道路として利用されています。

神戸市（北区）: 淡河町、八多町、道場町といった北区の田園地帯を通過し、神姫バスなどの公共交通機関と並行する区間もあります。道場町日下部で単独区間が終わり、以降は兵庫県道15号神戸三田線および国道176号と重複します。

三田市: 市内では国道176号と重複し、終点へと至ります。

歴史

1964年（昭和39年）：建設省（現・国土交通省）により主要地方道に指定
1966年（昭和41年）：兵庫県が主要地方道38号三木三田線を認定
1993年（平成5年）：建設省から、県道三木三田線が三木三田線として主要地方道に再指定
1995年：志染バイパス起工
2006年9月27日：志染バイパス開通

志染バイパス

志染バイパスは、三木市宿原から同市志染町窟屋までの約4.2kmの区間です。旧道は狭隘なため、バイパスの建設が計画され、1995年に工事が開始されました。建設中には、和田村四合谷村ノ口付城跡などの遺跡が発掘され、発掘調査と並行して工事が進められました。2006年9月27日、兵庫国体開幕直前に開通しました。これにより、旧道は三木市道に降格されましたが、一部区間は兵庫県道513号三木環状線の一部となりました。

重複区間

この道路は、複数の県道や国道と重複する区間があります。主な重複区間は以下の通りです。

兵庫県道20号加古川三田線
兵庫県道83号平野三木線
兵庫県道85号神戸加東線
兵庫県道506号市野瀬有馬線
兵庫県道82号大沢西宮線
兵庫県道15号神戸三田線
国道176号

沿線施設

この路線沿いには、様々な施設があります。

神戸電鉄粟生線 恵比須駅
三木市立志染中学校・小学校
御坂サイフォン橋
御坂神社
淡河城
神戸市立淡河小学校・中学校
有馬ロイヤルゴルフクラブ
神戸市立好徳小学校・八多小学校・八多中学校
六甲北有料道路 吉尾ランプ
北神戸田園スポーツ公園
グリーン・ガーデンモール北神戸
神戸電鉄三田線 道場南口駅
神戸リサーチパーク

道の駅

道の駅淡河（神戸市北区）

まとめ

兵庫県道38号三木三田線は、三木市と三田市を結ぶ主要地方道として、地域住民の生活や経済活動に重要な役割を果たしています。歴史的背景や地理的条件、沿線施設などを理解することで、この道路の重要性をより深く知ることができます。

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