恵比須駅について
恵比須駅(えびすえき)は、
兵庫県三木市大塚二丁目に位置する
神戸電鉄粟生線の駅で、駅番号はKB51です。1987年の設立以来、駅は地域の交通の要所として機能しており、第3回
近畿の駅百選にも選ばれています。
駅の歴史
この駅は、
1937年12月28日に三木電気鉄道の広野ゴルフ場前から三木東口(現・三木上の丸)間が延伸されたことにより、久留美駅として開業しました。その後、
1939年4月1日に恵比須駅へ改称されました。
1947年には神戸有馬電気鉄道に合併され、その後
神戸電鉄の駅となりました。
2002年3月21日には駅舎が改築され、利用者にとってより便利な施設となっています。
駅の構造
恵比須駅は、単式の1面1線のホームを持つ地平駅で、ホームの有効長は4両分です。また、沿線光ネットワークに接続された駅務遠隔システムが搭載されており、センター駅から各種
自動券売機や改札機、精算機、監視カメラ、
インターホン、およびシャッターが遠隔操作できます。このため、駅員は巡回するスタイルが採用されており、構内には売店はありませんが、近隣の飲食店で企画乗車券の委託販売が行われています。
2008年11月からは
自動精算機によるICカードへのチャージや履歴の確認ができるようになりました。
利用状況
2021年のデータによれば、恵比須駅の1日あたりの乗車人員は507人でした。しかし、
神姫バスが恵比須駅と
三ノ宮駅間で運行されているため、神鉄を利用する乗客の多くがバスへ流れており、粟生線は苦戦している現状があります。このことから、駅を利用する多くの人々が
神姫バスを選択する傾向にあることがわかります。
駅の周辺
恵比須駅は、多くの公共施設が集まるシビックゾーンの玄関口としての役割を果たしています。また、湯の山街道沿いには古い町並みも残っており、地域の歴史を感じることができます。駅周辺には、以下のような施設があります:
- えびす認定こども園
- 小規模保育所えびすガーデン
- 三木市立三木幼稚園
- 三木市立三木小学校
- 三木市立三木東中学校
- 三木湯の山街道
郵便局
- JAみのり えびす駅前店
- 服部病院
- みきやま病院
- カトレア三木
- マックスバリュ恵比須店
- ダイレックス三木店
-
兵庫県立三木山森林公園
- 三木山総合公園
- 三木スケートボードパーク
- 平井山ぶどう園:夏季にはぶどう狩り園を開放しており、駅前から無料バスが運行されています。またこの時期には、神鉄側でクーポン券付きの企画乗車券が発行されます。
- 戎神社
- 岩壺神社
- 湯の山街道
- 大日本中央標準子午線石柱:これはかつて日本の標準時を設定していた標識で、現在はもはや使用されていません。
バス路線
駅前には恵比須駅停留所と県道沿いのエビス停留所があり、交通の便が良いです。ただし、志染駅前は道が狭いため、中型バスしか発着できず、大型バスは主に恵比須駅停留所に乗り入れています。
隣接駅
- 志染駅 (KB50) - 恵比須駅 (KB51) - 三木上の丸駅 (KB52)
恵比須駅は地域住民にとって欠かせない交通拠点であり、周辺の施設や観光名所とも密接に関連しています。