兵庫県道81号小野香寺線

兵庫県道81号小野香寺線

兵庫県道81号小野香寺線は、兵庫県小野市を起点とし、加西市を経由して姫路市に至る主要な地方道です。この路線は、播磨地域の東部において南北方向を結ぶ幹線道路の一つとして機能しています。その正式名称は「ひょうごけんどうはちじゅういちごう おのこうでらせん」です。

路線概要

本路線の具体的なデータは以下の通りです。

起点: 小野市天神町に位置する天神町交差点です。ここでは、国道175号（国道427号、兵庫県道23号三木宍粟線と重複）および兵庫県道353号大畑小野線と接続しています。
終点: 姫路市香寺町広瀬にある広瀬北交差点です。この交差点で国道312号に接続し、路線の終点となります。
総延長: 路線の全体の長さは約22.186キロメートルです。

沿革

兵庫県道81号小野香寺線は、1993年（平成5年）5月11日に、当時の建設省（現在の国土交通省）によって主要地方道として指定されました。この指定により、地域交通網におけるその重要性が公的に認められ、整備が進められてきました。

路線状況

この路線には、他の県道や国道と経路を共有する重複区間が存在します。主な重複区間は以下の通りです。

兵庫県道18号加古川小野線: 小野市神明町の電鉄小野駅前交差点から小野市本町の本町交差点まで
兵庫県道349号市場多井田線: 小野市片山町から小野市阿形町まで
国道372号: 加西市東笠原町から加西市西笠原町の善防交差点まで
兵庫県道43号高砂北条線: 加西市西笠原町の善防交差点から加西市王子町の王子町交差点まで
兵庫県道117号豊富北条線: 姫路市山田町南山田から姫路市山田町西山田の西山田西交差点まで

これらの区間を通過する際は、複数の路線番号標識が同時に見られます。

地理

本路線は以下の3つの自治体を通過します。

小野市
加西市
姫路市

小野市の南部を起点に北上し、加西市の中心部を横断した後、姫路市香寺町へと至る経路をたどります。沿線には田畑が広がる区間や、住宅地、ロードサイド店舗などが点在しており、地域の多様な景観を通り抜けます。

交差する道路

兵庫県道81号小野香寺線は、その経路の各所で様々な主要道路と接続または交差します。以下に、主な交差道路を起点側から列挙します。

小野市
国道175号（国道427号・兵庫県道23号三木宍粟線 重複）、兵庫県道353号大畑小野線（天神町交差点、起点）
兵庫県道18号加古川小野線（電鉄小野駅前交差点、本町交差点）
兵庫県道349号市場多井田線（片山町、阿形町）
兵庫県道205号小野町停車場線（下来住町）
兵庫県道118号小野志方線（下来住町）
加西市
兵庫県道79号高砂加古川加西線（網引交差点）
国道372号（東笠原町、善防交差点）
兵庫県道716号玉野倉谷線（法華口交差点）
兵庫県道43号高砂北条線（善防交差点、王子町交差点）
兵庫県道372号山下飾東線（剣坂交差点）
姫路市
兵庫県道117号豊富北条線（山田町南山田、西山田西交差点）
兵庫県道218号西田原姫路線（上野東交差点）
播但連絡道路船津ランプ（中野交差点）
国道312号（広瀬北交差点、終点）

これらの道路網との連携により、本路線は沿線地域間の移動だけでなく、広範囲へのアクセスにおいても重要な役割を担っています。主要地方道として、地域の経済活動や住民生活を支える基盤となっています。

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