内藤実穂

内藤実穂：ソフトボール界を牽引する名手

内藤実穂（ないとう みのり）は、1994年4月26日生まれ、大阪府出身の女子ソフトボール選手です。現在はビックカメラ高崎ビークイーンに所属し、内野手として活躍しています。ソフトボール日本代表としても名を馳せ、2021年に開催された東京オリンピックでは金メダル獲得に大きく貢献しました。

ソフトボールとの出会いと成長

小学1年生の時にソフトボールを始めた内藤選手は、岸和田市立岸城中学校時代には全国中学校ソフトボール大会で2年連続3位という輝かしい成績を収めました。その後、佐賀女子高校に進学し、2010年と2011年にはインターハイで準優勝を果たしました。この頃から、その才能は際立っていました。

プロとしてのキャリア

2013年、内藤選手はルネサスエレクトロニクス高崎（現在のビックカメラ高崎）に投手として入団しました。同年にはジュニア代表に選出され、第10回世界ジュニア選手権で優勝を経験しました。その後、内野手に転向し、バントや小技のうまさ、そして勝負強い打撃でチームに貢献しました。2020年と2021年には日本リーグでベストナインに選ばれるなど、その実力は高く評価されています。

日本代表としての活躍

日本代表には2017年のアジア選手権で初めて選出されました。2018年には世界選手権で準優勝、アジア大会では優勝を経験。ジャパンカップ国際大会やUSAインターナショナルカップなど、数々の国際大会で活躍しました。特に、2021年の東京オリンピックでは、チームの初戦で本塁打を放つなど、その存在感を示しました。また、一塁手として無失策という素晴らしい守備力も発揮し、決勝戦では「神ゲッツー」を見せた遊撃手の渥美万奈を抑え、最優秀守備選手に選ばれるという快挙を成し遂げました。

キャプテンとしてのリーダーシップ

2020年から2023年まで、ビックカメラ高崎ビークイーンの主将を務め、チームをまとめ上げました。さらに、2022年と2023年には日本代表のキャプテンも務め、ワールドゲームズ、ワールドカップ（グループステージ）、アジア大会などでチームを牽引しました。そのリーダーシップはチーム内外から高く評価されています。

人物・エピソード

東京オリンピックでの金メダル獲得を記念し、2022年1月11日には、佐賀県佐賀市の佐賀女子短期大学前、旭学園第１体育館入口に記念のゴールドポスト（第47号）が設置されました。これは、ゴールドポストプロジェクトの一環で、内藤選手の偉業を称えるものです。

詳細情報

日本リーグ個人表彰

2020年 - ベストナイン賞（一塁手）
2021年 - ベストナイン賞（一塁手）

背番号

5（2013 - 2019）
10（2020 - 2023）
5（2024 - ）

外部リンク

内藤実穂 - Olympedia（英語）
JOC選手個人データ - 内藤 実穂
Wow! Collection - JDリーグ
* 内藤 実穂 - ビックカメラ女子ソフトボール高崎

内藤実穂選手は、ソフトボール界の未来を担う存在として、今後ますますの活躍が期待されます。

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