内閣府特命担当大臣（「新しい公共」担当）
内閣府特命担当大臣（「新しい公共」担当）について
内閣府特命担当大臣（「新しい公共」担当）は、日本の内閣府に設置されていた国務大臣の一つです。この大臣は、主に「新しい公共」に関する行政を所管していました。内閣府には、この大臣が担当する組織として、内閣府政策統括官（経済社会システム担当）配下の組織が存在しました。
概要
「新しい公共」担当大臣は、内閣府の内部組織を監督し、「新しい公共」推進会議や社会的責任に関する円卓会議といった懇談会も担当していました。内閣府特命担当大臣は、沖縄及び北方対策担当、金融担当、消費者及び食品安全担当の3大臣が内閣府設置法により必置とされているのに対し、他の大臣は必置ではありませんでした。そのため、政権によって設置の有無や担当する課題が変動しやすく、役職名も一定ではありませんでした。
2010年に内閣府特命担当大臣（「新しい公共」担当）が設置されてから、民主党政権下では一貫して「新しい公共」に関わる行政を担当する特命担当大臣が置かれていました。この大臣は、「新しい公共」円卓会議や推進会議の審議に参加する役割も担っていました。
しかし、2012年12月に第2次安倍内閣が発足したことに伴い、この役職は廃止されました。
歴史
2010年1月、当時の内閣総理大臣であった鳩山由紀夫が、国会で「新しい公共」の推進を表明しました。これを受けて、内閣府政策統括官（経済社会システム担当）が「新しい公共」に関する行政を所管することになりました。同年2月には、仙谷由人が内閣府特命担当大臣（行政刷新担当）から内閣府特命担当大臣（「新しい公共」担当）に就任しました。その後、2012年12月に政権交代が起こるまで、この役職は継続して設置されました。
名称について
この大臣の正式な名称は、「内閣府特命担当大臣（『新しい公共』担当）」です。任命の手続きは3段階で行われ、まず国務大臣に任命された後、内閣府特命担当大臣を命じられ、さらに「新しい公共」を担当するように命じられます。これらの辞令は官報に掲載されます。担当名に鍵括弧が含まれる特命担当大臣は、この大臣が唯一です。英語では「Minister of State for the New Public Commons」と訳されます。
歴代大臣
内閣府特命担当大臣は複数任命されることがあるため、通常は代数の表記は行われませんが、便宜上、代数の欄を設けています。辞令のある再任の場合は就任日が記載され、辞令のない留任の場合は就任日が記載されません。党派は、就任時または内閣発足時の所属政党が記載されています。
注釈
（注釈の内容は原文に記載がないため、省略します。）
出典
（出典の記載は原文に記載がないため、省略します。）
関連項目
外部リンク
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