冗談画報

冗談画報（じょうだんがほう）

『冗談画報』は、1985年の10月から1988年の3月までフジテレビで放送されたバラエティ番組で、全122回にわたって深夜に視聴者を楽しませました。放送時間は、1986年9月29日までは毎週月曜日の24:25から24:55までの40分間でした。

番組の概要

当時の無名の若手お笑い芸人やミュージシャンたちを登場させることを目的にしたこの番組は、河田町に位置したフジテレビのスタジオで収録され、まるでライブハウスのような雰囲気が演出されていました。特に、観客が直接スタジオに入る形で行われたため、観客の反応を直に感じながらの放送が斬新でした。

この番組では、WAHAHA本舗やラジカル・ガジベリビンバ・システム、劇団健康などの小劇団や、ダウンタウン、ウッチャンナンチャン、野沢直子、ダチョウ倶楽部、爆笑問題、清水ミチコ、B21スペシャルといった若手のお笑い芸人たちが紹介され、彼らの成長の場となり、大きな影響を与えました。

また、音楽面においても、米米CLUBや聖飢魔II、筋肉少女帯、GO-BANG'S、東京スカパラダイスオーケストラ、電気グルーヴといったメジャーデビュー間もないミュージシャンたちが新曲を披露する場として機能し、音楽とお笑いが融合した楽しいエンターテインメント番組でした。

番組は1988年3月で一時終了しましたが、同年10月から1990年9月まで『冗談画報II』として金曜深夜の枠で復活しました。この続編では、メインの司会者に加え、漫画家の桜沢エリカが新たに参加し、泉麻人司会のもと、彼らがコンビを組んで進行しました。

司会者とスタッフ

初代司会者は泉麻人であり、後に八木亜希子も関わることになりました。『冗談画報II』からは桜沢エリカも参加し、彼らのトークやコントが番組の魅力となりました。

番組の演出や構成に関しては、加藤芳一や関口和之といった有名なスタッフが関わっており、特にサザンオールスターズの関口が名を連ねていました。また、キャスティングコーディネーターには高平哲郎と牧村憲一が名を挙げ、その選考によって質の高い芸人たちやミュージシャンたちがフィーチャーされました。ディレクターには佐藤義和や永峰明、星野淳一郎など多くの才能が集結し、彼らの協力によって番組のクオリティが保たれました。

関連プロジェクト

さらに、関連する番組として『夢で逢えたら』があり、この番組にはダウンタウンやウッチャンナンチャン、清水ミチコ、野沢直子といった『冗談画報』に出演していたメンバーも揃ってメインキャストとして参加しました。加えて、BSフジで放送されている『冗談手帖』や『冗談騎士』も同様のコンセプトを持ち、芸人やバラエティの新たな展開につながっています。

『冗談画報』は、単なるバラエティ番組にとどまらず、若手芸人やミュージシャンの台頭を助ける重要なプラットフォームとして、今もなお多くのファンに愛され続けています。

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