初鹿野裕樹

初鹿野 裕樹について

初鹿野裕樹（はじかの ひろき）は、1977年7月6日に神奈川県横須賀市で誕生しました。彼は日本の政治家で、現在は参政党に所属する参議院議員です。政治活動の前は警視庁で勤務し、警部補まで昇進しました。彼の経歴や政策、主張について詳しく見ていきましょう。

経歴

生い立ちと柔道の道

初鹿野は、横浜で学生時代を過ごし、小学2年生から柔道を始めました。高校時代には全日本ジュニア柔道体重別選手権に出場し、大学では柔道の推薦を受けて東海大学体育学部に進みました。しかし、学生時代の彼は目立った成果を上げることができず、初戦敗退が続きました。

警視庁に勤務

2000年から2022年までの約22年間、警視庁で勤務し、柔道部に所属して選手として活動。その後は、柔道や逮捕術、拳銃の指導にあたりましたが、2023年に行われた葉山町議会議員選挙では無所属で挑戦したものの、落選しました。

政治家としての活動

2024年の衆議院議員選挙に神奈川11区から参政党公認で立候補しましたが再び落選。彼は少年時代から日本の歴史に強い興味を持ち、伝統文化を重視する同党の理念に共感し、政治活動を続けています。

2025年の参議院議員通常選挙では神奈川県選挙区から再度立候補し、見事に当選を果たしました。公明党の現職と激しい争いを演じ、結果的に約5000票差で初当選を決めました。

政策と主張

初鹿野は、次のような政策を掲げています。

外交・安全保障

• - 外資による企業や国土の買収を防ぐための対策
• - 警察・消防・海上保安庁・自衛隊の待遇改善及び給与引き上げ

社会保障

• - 外国人への生活保護支給に反対
• - 予防接種健康被害救済の申請負担軽減

税制

• - 消費税やインボイス制度、再エネ賦課金、ガソリン税の廃止
• - 当選前は議員歳費の返納を公約していましたが、その後は撤回しています。

教育・文化

• - 自虐史観からの脱却や選択的夫婦別姓、女系天皇に反対

批判と論争

彼の政治活動や発言は、多くの批判を招いています。

選挙公約の撤回

当選前に議員歳費を返納すると公約していたものの、当選後にその発言を撤回しました。これに対して支持者や批判者からの反発が相次ぎ、選挙公約を変更することは信頼性を損なう行為との声が上がります。

南京事件に関する発言

初鹿野は、南京事件の存在を否定する発言を行い、これが歴史的事実として広く受け入れられていることに反発を招いています。これに対し、多くの学者から批判を浴びています。

外国人への差別発言

また、選挙期間中に「日本人ファースト」を名乗り、外国人の優遇に関する誤った情報を発信したことから、メディアや市民からの抗議が相次ぎました。これらの発言は差別的であるとされ、批判の的となりました。

非国民発言と記者排除

街頭演説での「非国民」との発言や、批判報道を行っていた記者を会見から排除する行為も大きな論争を引き起こしました。これらの行動は言論の自由に対する侵害と受け取られ、多くのメディアから問題視されています。

最後に

初鹿野裕樹は、警察官から政治家へと転身した異色の経歴を持つ人物です。彼の出身や政策、政治姿勢は多くの賛否を呼んでおり、それゆえに今後の活動にも注目が集まります。

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