利用者:山本山815

プロフィールと編集理念

関西地方出身の人物で、社会学の学士号を取得しています。しかし、その学問的知識はミシェル・フーコー、吉本隆明、ソシュール、大澤真幸といった限られた思想家に集中しており、社会学全般にわたる広範な知識を持っているわけではありません。むしろ、近年の関心事は現代のポピュラー文化に強く向けられており、テレビタレントの有吉弘行やベッキー、音楽グループのPerfumeといった人物・アーティスト、さらには「世界の果てまでイッテQ!」「アメトーーク！」「爆笑問題の検索ちゃん」といったバラエティ番組、「爆問学問」のような学術番組など、幅広いメディアコンテンツを注視しています。また、政治ジャーナリストの上杉隆氏や青山繁晴氏といった個人の活動にも関心を寄せています。好む映画作品には、今村昌平監督の「復讐するは我にあり」、大林宣彦監督の「青春デンデケデケデケ」、つげ義春原作の「無能の人」、パク・チャヌク監督の「オールドボーイ」、チアン・ウェン監督の「鬼が来た!」、チャン・イーモウ監督の「菊豆」、デヴィッド・フィンチャー監督の「ゾディアック」など、国内外のアート系からエンターテイメントまで多様なラインナップが見られます。

Wikipedia編集における方針

この人物のWikipedia編集における最も重要な方針は、情報の正確性と深遠さの追求、そして情報の捻じ曲げを許さないという強い信念にあります。深く考えずに表層的な情報だけを見て編集されたり、意図的に情報が歪められたりした記事は、信頼性を失い、誰も寄り付かなくなると考えています。彼が求めるのは、加工されていない「生で本当の情報」であり、それを隠蔽することは百科事典としてのWikipediaにとって有益ではないと主張します。情報の正確性は、一度に完璧を目指すのではなく、時間とともに積み重ねられ、少しずつの検証によって徐々に高まっていくものだと認識しています。

さらに、「開かれたWikipedia」を目指すことも重要な目標として掲げています。これは個人的な願いであり、一人で達成できるものではないと理解しつつも、その実現のためにいくつかの行動指針を持っています。

自身の興味や知識がない分野のページには、むやみに編集や審議に参加しないこと。
Wikipediaのルールは遵守すべきだが、ルールを振りかざすことを目的としないこと。
記事ページを訪れる他の参加者に対して礼節を重んじ、議論を重ねて合意形成を図ること。
合意形成の是非については、Wikipedia外部の一般的な感覚を持つ大多数の意見を参考にすること。
性急な編集を避け、熟慮の上で行うこと。

特に、興味や知識のない削除依頼などの議論に参加することは、内容についての深い議論が難しくなり、ルール論に偏りがちであると考えています。また、対象ページの内容に興味や知識がなければ、「中立的な観点」であるかどうかの判断も困難になると指摘しています。彼は、「ルール」は百科事典を構築するための「手段」であって「目的」ではないと明確に位置づけます。Wikipediaの基本的な目的は、「検証可能性」と「中立的な観点」という基本方針に基づいて、様々なトピックに関する豊かな知識を提供する「百科事典を作る」ことであると強調します。

Wikipediaにおける合意形成については、「Wikipediaは民主主義ではない」という原則を理解しており、多数決ではなく、議論の深化によって決定されるべきだと考えています。もちろん、次善の策として多数決が提唱される場合があることも認識していますが、最も理想的なのは相互理解に基づく合意の達成です。これには、相手の考えを深く理解し、その立場に立って考える努力が必要です。そして、相手にも同様の態度が求められ、相互の理解が進むことで初めて合意は形成されると説きます。そのためには、どのような立場の参加者であっても、最低限の礼儀を守ることが不可欠であると考えています。

彼はまた、「日常における生活者の実感」、すなわち日常生活で培われる常識を強く信頼しています。自身の主張や考えがWikipediaという社会において正当であるかどうかは、専門家ではなく、むしろ外部の大多数の人々の判断に委ねたいと考えており、そのためにも開かれた議論が必要だと訴えます。個人的な見解を完全に捨てることは難しいものの、それが社会的に広く認められるものではないと認識し、Wikipedia上では記載しないという形で持ち続ける努力をしています。そして、他者についても、個人的な考えを持つことに対して寛容でありたいと願っています。

最終的に、目指す目的（良い百科事典を作る）が同じであれば、そこに至るまでの方法は多様であって良いという柔軟な姿勢も示しています。自身の「性急に編集しない」という目標は、自己への戒めであり、時間をかけて編集することで、自身の提案がより多くの人に受け入れられる機会が増えるかもしれないと考えています。

「詳しい人物の歓迎」という願い

この人物は、「その項目に詳しい人物を歓迎し、呼び込む」ことを強く願っています。彼自身、編集に参加する前はWikipediaを、よく分からない項目について最初に参考にする「入口」として利用していました。しかし、自身がよく知る項目を編集するようになって、既存情報の不確かさや偏りに愕然とした経験があります。そして、検証や中立性の維持に多くの時間を要することを知り、通常の生活を送りながらの編集作業の困難さを痛感しました。

彼は、Wikipediaの外部には、特定の項目について詳細かつ新しい発見をもたらすような素晴らしい情報を提供している人々が存在するにも関わらず、そうした魅力的な記述をする人々がWikipediaの編集に参加してくれていない現状に危機感を抱いています。外部のウェブサイトなどで、彼らが興味を持つ素晴らしい項目を進んで紹介しているのを目にし、なぜお金にもならない作業を進んで行うのかと考えたとき、それは「喜び」があるからだと気づきました。

もしWikipediaが、そうした人々の情熱や喜びを奪うような場所になってしまうなら、彼らは何も言わずにWikipediaから去ってしまうだろうと危惧しています。多くの人はそれで構わないと考えているかもしれないが、彼自身の経験から、現在Wikipediaからは「本当に参加して欲しい人が退場していっている」という印象を受けています（この感想は特定の議論ページに限らず、広く感じていることです）。

そのため、彼は心の中で「その項目に詳しい人を歓迎して呼び込め！」と強く叫んでいます。そして、ふらっとWikipediaを訪れた一般の利用者や生活者である参加者が、抵抗感なく議論や編集に参加できるような環境であることを心から願っています。

（覚書きについては、具体的な内容が示されていないため割愛します。）*

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