前原雄大

前原雄大のプロフィール

前原雄大（まえはら ゆうだい）は、1956年12月19日生まれの東京都府中市出身のプロ雀士です。日本プロ麻雀連盟の常務理事として活躍し、段位は九段に達しています。早稲田大学を卒業し、競技麻雀の世界に深く関わってきました。

幼少期と麻雀との出会い

幼少期、母親が購入した『近代麻雀』に触れたことがきっかけで、彼は競技麻雀に興味を持ちました。20歳の頃に初めて古川孝次と出会い、麻雀の道を志すようになります。日本プロ麻雀連盟の第一期生となり、研修生として登場した彼は、当時100名以上いた仲間の中でただ一人生き残る実力を持っていました。

キャリアの進展

1981年3月には結婚し、同年に雀荘を開業。麻雀連盟への加入を断ったりしたものの、後には研修生としてプロの道を歩むことになります。1989年にはエッセイ「勝手にしやがれ」を連載し、その際には伊集院静から「雄大」という名前を授かりました。1995年には初めての鳳凰位を獲得し、その後も多くのタイトルを手に入れました。

特に2007年から2009年にかけては、十段位を連覇し、永世十段位も贈られました。2017年には61歳で再び鳳凰位を獲得し、2018年にはMリーグドラフト会議でKONAMI麻雀格闘倶楽部から指名されるなど、年齢にとらわれない活躍を見せています。彼はMリーグ参加選手の中で唯一の孫持ちにもかかわらず、62歳で鳳凰戦を連覇するなど驚異的な記録を残しています。

ジャスナリティと性格

前原はフリー雀荘での存在感から「歌舞伎町のモンスター」とも称され、多くの異名を持っていますが、彼自身は「地獄の門番」というニックネームをあまり好んでいません。母親からの影響を受け、彼自身も「麻雀のためではなく、麻雀の中で何を学ぶかが大切」と考えています。非常に攻撃的な雀風を持ち、鳴きやリーチを駆使してゲームの主導権を奪うスタイルが特徴的です。

勝利のポーズとその影響

2019年、彼はMリーグの試合中に独特の勝利ポーズを披露しました。このポーズは漫画『北斗の拳』のラオウに似ているとの指摘を受け、一時話題となりました。麻雀界では、相手を煽る行為はマナー違反とされていますが、彼のポーズについては賛否が分かれました。

主なタイトル

• - モンド王座 (第8回)
• - 十段位 (第14期・第15期・第24期・第25期・第26期)
• - 鳳凰位 (第12期・第25期・第33期・第34期)

その後の活動

2021年にはKONAMI麻雀格闘倶楽部から卒業を発表し、これまでに多くの著作も手掛けています。前原雄大は競技麻雀界の伝説的存在であり、今後の活躍にも期待が寄せられています。

もう一度検索