前橋市立永明小学校

前橋市立永明小学校

前橋市立永明小学校（まえばししりつ えいめいしょうがっこう）は、群馬県前橋市上大島町に所在する公立小学校です。

概要

本校は、市内でも有数の広さを持つ校庭が特長の一つです。広大な敷地には、自然観察に役立つビオトープが整備されており、多様な生物の息吹を感じることができます。また、校庭の中央には樹齢を重ねた大きな銀杏の木がそびえ立ち、子どもたちの成長を見守っています。学校施設には、放課後に子どもたちが安全に遊べるスペースや、「山の滑り台」と呼ばれる遊具も設置されています。

学校活動においては、合唱活動に特に力を入れており、子どもたちの豊かな感性や表現力を育んでいます。敷地内には学校園もあり、4本の梨の木が植えられ、四季折々の変化や収穫の喜びを学ぶ機会を提供しています。

平成26年（2014年）9月1日には、創立140周年という大きな節目を迎えました。

卒業後の児童の多くは、前橋市立木瀬中学校または前橋市立第五中学校へ進学する傾向が見られます。

所在地

学校の所在地は、群馬県前橋市上大島町655です。

沿革

永明小学校の歴史は、明治時代初期に遡ります。

明治6年（1873年）：1月15日に下大島村に「大島学校」が、4月には女屋村に「昇発学校」がそれぞれ開校しました。
明治7年（1874年）：9月1日、これら二つの学校が統合され、「永明学校」として開校しました。当初の仮校舎は上大島村の浄土院に置かれました。
明治8年（1875年）：7月1日には、現在の場所に新たな校舎が建設され、移転しました。
明治18年（1885年）：1月、教育制度の変更に伴い「第十一学区第八番小学校第二分校」となりました。
明治19年（1886年）：3月には「第三一学区第十五尋常小学校」または「第二二学区第十五尋常小学校」と称され、4月には再び独立した学校として「永明尋常小学校」となりました。
明治23年（1890年）：4月1日、「木瀬尋常小学校第二分校」となりました。
明治24年（1891年）：4月、高等科分教場が設置されました。
明治26年（1893年）：10月1日、「永明尋常小学校」として再出発しました。
明治27年（1894年）：7月1日、「永明尋常高等小学校」に改称され、尋常科と高等科を併設する学校となりました。
昭和16年（1941年）：4月1日、国民学校令の施行に伴い「木瀬村永明国民学校」となりました。
昭和22年（1947年）：学制改革により、4月28日に「木瀬村立永明小学校」として再編成されましたが、9月1日には「木瀬村立西小学校」へと名称が変更されました。
昭和30年（1955年）：4月1日、大字上大島が木瀬村から前橋市に編入合併されたことにより、学校名も「前橋市立永明小学校」となり、現在に至ります。
昭和39年（1964年）：3月10日、校歌が制定されました。
昭和53年（1978年）：4月6日、現在の新校舎が竣工しました。

学区

永明小学校の学区は以下の地域を含みます。

天川大島町の一部
天川大島町三丁目の一部
上大島町
女屋町
上長磯町
東上野町
野中町の一部
下長磯町
小島田町
下大島町の一部

主な卒業生

気象予報士として活躍されている関口奈美氏などが本校の卒業生です。

参考文献

本記事の作成にあたっては、以下の文献等が参照されました。

木瀬村誌編纂委員会『木瀬村誌』
前橋市史編さん委員会『前橋市史』第4巻

関連項目

群馬県小学校一覧

外部リンク

前橋市立永明小学校公式サイト

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