剣と魔法と学園モノ。3

剣と魔法と学園モノ。3

『剣と魔法と学園モノ。3』は、2010年にリリースされたアクワイア制作の3DダンジョンRPGで、シリーズの続編にあたる作品です。プレイヤーは名門校の一つに入学し、さまざまなクエストを達成しながら仲間とともに冒険を繰り広げていきます。本作はPlayStation 3およびPlayStation Portable向けに同時に発売されており、シリーズファンからは「ととモノ。3」として親しまれています。

ゲームの基本システム

本作は前作を基にしており、プレイヤーは冒険者を育成する学校にキャラクターを入学させます。入学後は「クエスト」と呼ばれる依頼や課題を次々と受け、その後「迷宮」の探索に挑む形となります。

キャラクターメイキング

プレイヤーは、入学する名門校を選び、それに応じたシナリオやクエスト、学科、制服を体験します。キャラクターの外見は、髪型などを組み合わせて作成でき、性別や種族に関係なく外見を自由に設定できます。これにより「男装の麗人」や「男の娘」といった、多様性のあるキャラクターも作成可能です。

相性システム

本作の特徴のひとつは、キャラクター間の相性を自由に設定できる点です。以前の作品では種族間の相性ありましたが、今作では個々のキャラクター間で「好き」または「嫌い」と設定することができ、相性によって様々なスキルが発動します。特に、両想いやライバル関係のキャラクター同士では特定のスキルを発動させることができ、より深い人間関係を楽しむことができます。

学科とキャラクタークラス

本作では、全43種もの多様な学科が用意されており、これはシリーズ作品の中でも最も多いバリエーションです。各学科は「万能系」「戦術系」「魔術系」「盗賊系」の系統に分類されており、ストーリーが進むにつれて「サブ学科」を選択することも可能になります。

基本的な学科には、「普通科」「戦士」「格闘家」「ナイト」「盗賊」「狩人」、さらに魔術系には「炎術師」「水術師」「風術師」「土術師」「光術師」「闇術師」などがあります。

選択できる学科の中には種族専用のものもあり、各学科にはユニークな特性が設定されています。例えば、ヒューマン専用の「ガンナー」は銃器の扱いに長けており、エルフ専用の「精霊使い」は精霊を召喚できるなど、プレイスタイルは様々です。また、特化学科も存在し、各学園ごとに特徴的な選択肢が用意されています。

登場人物

登場キャラクターは各学園の教師や生徒たちで構成されており、それぞれに個性的なバックストーリーや魅力があります。例えば、ドラッケン学園の校長であるエルフのゲシュタルトは、千年もの間学園を見守り続けてきた存在です。また、各学園には特徴的な文化や風習もあり、プレイヤーはさまざまなキャラクターと交流しながら物語を進めることができます。

本作の魅力

『剣と魔法と学園モノ。3』は、プレイヤーが個々のキャラクターを成長させ、他のプレイヤーやNPCと関係を築いていく過程が楽しめるRPGです。多彩なキャラクターメイキングやクエスト、豊富なキャラクタークラスによって、自分だけの冒険を創り出すことができるのが本作の大きな魅力です。これからも多くのファンに愛され続ける、奥深い世界観を楽しむことができる作品です。

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