劇場版 NARUTO -ナルト- 疾風伝 火の意志を継ぐ者

『劇場版 NARUTO -ナルト-|NARUTO_-ナルト- 疾風伝 火の意志を継ぐ者』

概要

『劇場版 NARUTO -ナルト-|NARUTO_-ナルト- 疾風伝 火の意志を継ぐ者』は、2009年8月1日に公開された日本のアニメ映画で、テレビアニメ『NARUTO -ナルト-|NARUTO_-ナルト-』を基にしています。この作品は、シリーズ第2期の劇場版として3作目にあたります。監督はむらた雅彦が務めており、キャッチコピーは「届け、オレたちの想い!」です。興行収入は11.2億円に達し、テレビ東京の開局45周年を祝う作品の一つでもあります。

本作は、連載10周年を記念した作品として多くのファンに支持されており、サスケを含むカカシ班、アスマ班、紅班、およびガイ班の主要メンバーが劇場版で初めて一堂に会しました。ただし、ヤマトは登場せず、うちはサスケは回想シーンにのみ登場しています。物語の時系列は、暁の飛段と角都を倒した後から自来也が雨隠れに潜入する間の出来事を描いています。また、公開前に放送された「カカシ外伝」の映像が一部使用されています。

ストーリー

物語は、五大国で血継限界を有する忍が行方不明になる事件から始まります。木ノ葉隠れのナルトたちは調査を進め、消息が途絶えた忍たちが草隠れと岩隠れの境界付近に位置する須弥山の近くにいることを突き止めます。その混乱の中、卑留呼という人物が木ノ葉隠れの忍を名乗り、第四次忍界大戦の開戦を宣言しました。この事態を受けて、綱手は木ノ葉に戒厳令を出します。

さらに、時を同じくしてカカシが神秘的に失踪し、綱手は彼の追跡を禁じます。ナルトはこの状況を納得できず、カカシに教わった忍道に従ってサクラの協力を得て脱出し、カカシを救う冒険に乗り出します。一方、綱手はシカマルをリーダーとした八班、十班、三班のメンバーにナルトとサクラを追うよう命じます。

登場人物

メインキャラクター

• - うずまきナルト（声 - 竹内順子）
• - はたけカカシ（声 - 井上和彦）
• - 春野サクラ（声 - 中村千絵）
• - サイ（声 - 日野聡）
• - 奈良シカマル（声 - 森久保祥太郎）
• - 山中いの（声 - 柚木涼香）
• - 秋道チョウジ（声 - 伊藤健太郎）
• - 日向ヒナタ（声 - 水樹奈々）
• - 犬塚キバ（声 - 鳥海浩輔）
• - 油女シノ（声 - 川田紳司）
• - ロック・リー（声 - 増川洋一）
• - 日向ネジ（声 - 遠近孝一）
• - テンテン（声 - 田村ゆかり）
• - 自来也（声 - 大塚芳忠）
• - 綱手（声 - 勝生真沙子）

オリジナルキャラクター

• - 卑留呼（ヒルコ、声 - 保志総一朗）: かつて木ノ葉の忍であり、全身を包帯で覆った姿をしているが、これは術によるもの。彼はかつて伝説の三忍と同年代に活動していましたが、強くなれず、孤立し動物実験を行うことになります。彼の最終目的は、血継限界を持つ忍をさらい、鬼芽羅の術を用いて自らのものにすることでした。

スタッフ

• - 原作 - 岸本斉史
• - 監督 - むらた雅彦
• - 脚本 - 武上純希
• - キャラクターデザイン - 西尾鉄也、鈴木博文
• - 音楽 - 高梨康治、刃-yaiba-

主題歌

PUFFY「誰かが」が使用され、作詞はチバユウスケ、編曲は上田ケンジが手掛けています。

イベント

近鉄電車では、映画の公開に合わせてスタンプラリーが実施され、ファンの参加を促しました。映画が登場することで、忍の世界の魅力が再び強調され、視聴者の心に深く残る作品となりました。

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