加古川市立義務教育学校両荘みらい学園

加古川市立義務教育学校両荘みらい学園

加古川市立義務教育学校両荘みらい学園は、兵庫県加古川市に位置する公立の義務教育学校です。この学校は、加古川市において初めて導入された義務教育学校として、2024年4月1日に開校しました。9年間の連続した教育を通じて、地域に根ざし、未来を担う子どもたちの育成を目指しています。

設立の背景と経緯

本校が設立された背景には、両荘地区における顕著な児童生徒数の減少がありました。この状況に対応し、子どもたちにとってより質の高い教育環境を確保するために、2017年度（平成29年）から様々な角度からの協議が進められました。その結果、2020年（令和2年）7月には、加古川市立平荘小学校、加古川市立上荘小学校、そして加古川市立両荘中学校の3校を統合し、両荘中学校の既存敷地に新たな校舎を建設する形で、施設一体型の小中一貫校を整備する方針が正式に決定されました。

この統合新校の形態として、加古川市では初めての義務教育学校が選択され、2024年度（令和6年度）からの開校が実現しました。

施設の特徴と地域連携

新しい校舎の建設にあたっては、両荘公民館および両荘市民センターとの複合施設として計画されました。これにより、学校施設が地域住民にとっても身近な存在となることが意図されています。特に、本校の図書館は地域開放サービスを実施しており、学校が所蔵する蔵書を地域住民に貸し出すだけでなく、学習スペースとしても開放されています。これは、学校が地域社会との連携を深め、学びの場を共有しようとする取り組みの一環です。

開校と沿革

2024年（令和6年）4月1日：加古川市立義務教育学校両荘みらい学園として開校しました。
2024年（令和6年）4月8日：開校記念式典が執り行われ、校歌が正式に発表されました。校歌は、作詞をこじまいづみ氏、作曲をおのまきこ氏、編曲を柴田昌宜氏が手掛けています。

教育方針

本校の教育は、「加古川市立義務教育学校両荘みらい学園グランドデザイン」に基づいて展開されています。

学校教育目標：
ふるさとを愛し こころ豊かに 学びあう子どもの育成

9か年一貫教育「両荘プラン」：
義務教育9年間を見通した系統的な教育プログラムです。

3つの両荘コンピテンシー：
子どもたちが身につけるべき能力として、「知識 創造」「仲間づくり」「自己決定」を掲げています。

3つの活躍場：
学びや経験を活かす場として、「学校で」「地域で」「国際社会で」というステップを意識しています。

目指す人物像：
グローバルな視点を持つ人材の育成。
すべての人の心身の健康と幸福（Well-Being）を目指す教育の実践。

部活動

子どもたちの多様な興味や才能を育むため、以下の部活動が設けられています。

野球部
陸上競技部
バスケットボール部
ソフトテニス部
剣道部
文化部

通学区域

本校の通学区域は、加古川市内の以下の地域です。

上荘町の一部（小野、薬栗、見土呂、加古川より西側の国包、井ノ口、白沢、都染、都台1丁目～3丁目）
平荘町の一部（池尻、一本松、磐、上原、神木、小畑、里、新中山、中山、西山、山角、養老）

交通アクセス

公共交通機関：JR加古川駅より神姫バスに乗車し、「都台」方面行きを利用。「両荘中学校前」バス停で下車してください。
自動車：加古川バイパスの加古川西詰ランプから、兵庫県道79号高砂加古川加西線を北へ進んでください。

周辺環境

学校周辺には、以下の施設や場所があります。

加古川市見土呂フルーツパーク
平荘湖
法華寺播磨別院
常楽寺
兵庫県道65号神戸加古川姫路線

通学区域が隣接している学校

本校の通学区域は、以下の小中学校の通学区域と隣接しています。

小学校：加古川市立八幡小学校、加古川市立陵北小学校、加古川市立神野小学校、加古川市立氷丘小学校、加古川市立東神吉小学校、加古川市立志方小学校、加古川市立志方東小学校、加西市立九会小学校、小野市立来住小学校
中学校：加古川市立志方中学校、加古川市立神吉中学校、加古川市立氷丘中学校、加古川市立山手中学校、小野市立小野南中学校、加西市立加西中学校

本校は、これらの情報を基に、地域に根ざした教育活動を展開し、未来を担う子どもたちの健やかな成長を支援しています。

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