北上総合運動公園陸上競技場

北上総合運動公園陸上競技場

北上総合運動公園陸上競技場（きたかみそうごううんどうこうえんりくじょうきょうぎじょう）は、岩手県北上市にある陸上競技専用のスタジアムです。この施設は、北上市体育協会によって管理されています。競技場は1997年に完成し、当初は1999年度のインターハイを見据えての建設でした。

施設の概要と歴史

北上総合運動公園内には、主競技場に加えて補助競技場、総合体育館、さらに第1・第2・第3運動場といった多様な施設が整備されています。特に主競技場は、日本[[陸上競技連盟]]により第1種公認を受けており、400mのトラックを9コース持ち、収容人数は22,000人で設計されています。トラックはウレタンによる全天候型舗装で、グラウンドは天然芝が導入されています。また、バック・サイドスタンドには芝生席があり、観客にとって多様な観戦スタイルが提供されています。

2016年には、第71回国民体育大会が開催され、この際には開会式や陸上競技が当競技場で行われました。この大会に際しては、電光掲示板の導入や、国立競技場からの6500席の移設などの改修が行われ、競技場の機能が大きく向上しました。移設された席の一部（300席）は、後に釜石鵜住居復興スタジアムに利用されることとなりました。

2017年8月20日には、J3リーグチームのいわてグルージャ盛岡のホームタウンが北上市に拡大したことを記念し、初めてのJリーグ公式戦が開催されました。これ以降、グルージャのホームゲームが年に数回行われるようになり、地域におけるスポーツイベントの重要拠点となっています。現状は、J2以上のリーグに昇格するための基準を満たしていないものの、将来的なスタジアムの改修計画が進行中です。

2023年10月1日より、ウエスタンデジタルが命名権を取得し、競技場の名称は「ウエスタンデジタルスタジアムきたかみ」に変更されました。このことにより、新しいブランドを持った競技場としての利用が促進されています。

施設の詳細

主競技場は、ウレタン全天候型舗装の400mトラックを持ち、天然芝のインフィールドが設けられています。主な構成は以下の通りです：

• - 収容人員：22,000人（メインスタンド6216人、芝生席15800人）
• - 補助競技場：日本[[陸上競技連盟]]第3種公認、400mトラック（8コース）を有し、天然芝のインフィールドを備えています。

また、運動場は以下の三つに分かれており、それぞれ異なる競技に利用されています:

• - 第1運動場：投擲練習場（天然芝）
• - 第2運動場：サッカー・ラグビー場（天然芝）
• - 第3運動場：サッカー・ラグビー・ソフトボール・軟式野球場（クレイ補装）

アクセス

北上総合運動公園陸上競技場へのアクセスは、東北自動車道の北上金ヶ崎インターチェンジから車で約5分、またはJR北上駅から岩手県交通のバス「翔2」に乗り、「ウエスタンデジタルスタジアムきたかみ前」で下車することが可能です。

まとめ

北上総合運動公園陸上競技場は、地域のスポーツ活動の中心的な役割を果たしており、様々な競技イベントが行われています。将来的には、さらに大型化し多機能なスタジアムへの進化が期待されています。

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