北六番丁通り

北六番丁通り（きたろくばんちょうとおり）

北六番丁通りは、宮城県仙台市の青葉区を東西に貫く主要な道路です。西端は土橋通、東端は宮町通りにつながっており、地元の歴史的な町名にちなんで名付けられています。この通りは江戸時代に侍の町として栄えた地域に位置しており、その名残が現代の街並みにも見て取ることができます。行政上は「仙台市道746号・北六番丁線」として分類されています。

概要

北六番丁通りは、特に勾当台通から宮町の間に、昔から流れている四ツ谷用水の本流が通っています。この区間では拡幅工事が最小限に抑えられ、片側2車線の舗装道路が整備されました。現在では、愛宕上杉通から宮町通の間が車線減少工事を経て、西行2車線・東行1車線の計3車線に改変されています。また、四ツ谷用水は今なお暗渠として保存されています。

北六番丁通は、宮町通りに合流する小松島や旭ヶ丘方面への主要路として機能しているほか、仙山線の東照宮駅西側には踏切があり、宮町通交差点での渋滞も見られます。

交差または接続する道路

この通りは、以下のような多くの道路と接続しています（西側から東側への順番）

• - 土橋通
• - 新坂新道
• - 新坂通
• - 木町通・県道264号大衡仙台線
• - 青葉神社通・旧奥州街道
• - 勾当台通・県道22号仙台泉線（青葉消防署前）
• - 堤通
• - 外記丁通
• - 愛宕上杉通（上杉6丁目）
• - 中杉山通
• - 二本杉通
• - 杉山通（宮町4丁目）
• - 宮町通

歴史

第二次世界大戦後、北六番丁通りは仙台市中心部から利府街道へ接続する主要な経路となりました。拡幅工事が行われるまでは、利府町まで一直線の道であったため、現在でも一部の道路情報では宮町通から中江までの区間が北六番丁通として扱われています。また、仙山線の踏切名にある新石巻街道についても、旧来の街道が経由していたことに由来しています。

沿道の主要施設

沿道には教育機関が多数存在し、これにより地域の活気を支えています。主要な施設には、以下が含まれます。

• - 東北大学
• - 東北大学病院・医学部・歯学部・大学院（医学研究科・歯学研究科）
• - 宮城教育大学上杉キャンパス
• - 仙台市立北六番丁小学校
• - 宮城県立視覚支援学校

これらの教育機関や医療施設が北六番丁通りの存在意義を深め、地域の親しみやすい環境を形成しています。

北四番丁との関係

北四番丁通は、現在利府街道へ接続する主要ルートとなっていますが、仙台市営バスは利府街道方面の路線を全て北六番丁通を通過します。バスの運行は平日には1時間に6〜8本で、特に朝のラッシュ時は増発される傾向にあります。また、北六番丁通と北四番丁通が平行する形で、地域の特性や交通状況に応じた運行が行われています。たとえば、地域に多くの教育機関があることから、学校の利用者を意識した運行スタイルが取られています。

通りの歴史をさかのぼれば、1911年に県立宮城病院が設立されたことに始まる地域の発展は、北六番丁通の存在意義を大いに高めました。明治時代から続くこの道は、地元住民にとって生活の基盤であり、地域社会を支える重要な役割を果たし続けています。

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