北向由樹

北向由樹：バスケットボール選手から政治家へ

北向由樹（きたむき ゆうき、1985年4月19日生まれ）は、青森県上北郡おいらせ町出身の政治家であり、かつてはプロバスケットボール選手として活躍しました。ポジションはガード。

バスケットボール選手としてのキャリア

高校時代

百石中学校を卒業後、バスケットボールの名門である秋田県立能代工業高等学校に進学。1年生の時は出場機会に恵まれませんでしたが、2年生の時に才能が開花。2002年の第33回全国高校選抜優勝大会（ウィンターカップ）で、確率の高いスリーポイントシュートと鋭いドライブでチームを牽引し、注目を集めました。3年生の2003年には、インターハイとウィンターカップの二冠達成に大きく貢献。ウィンターカップではベスト5にも選出されるなど、輝かしい成績を収めました。

大学時代とプロリーグへ

2004年4月、明治大学に進学。4年次には全日本大学バスケットボール選手権大会（インカレ）でベスト8を経験しました。大学在学中の2008年2月には、bjリーグのアーリーチャレンジ制度を利用して埼玉ブロンコスに入団し、プロの世界へ。同年オフのドラフト会議で埼玉から全体4位指名を受け、正式に入団しました。

bjリーグでの活躍

埼玉ブロンコスでは、2008-09シーズンに51試合、2009-10シーズンには47試合に出場。スリーポイントシュート成功率でリーグ5位（38.5%）を記録するなど、シューターとしての才能を発揮しました。2010-11シーズンは、東日本大震災の影響でチームが活動休止となったため、秋田ノーザンハピネッツへレンタル移籍。シーズン終了後、埼玉に復帰し、2011-12シーズンにはスターターとして定着し、50試合中48試合で先発出場を果たしました。

2013年2月には、仙台89ERS戦でキャリアハイとなる30得点を記録し、週間MVPを受賞。2012-13シーズンは、全52試合に出場し、1試合平均15.5得点を記録。このシーズンのMost Improved Player（MIP）を受賞しました。

2013-14シーズンには、地元青森に新しく誕生した青森ワッツへ移籍。2018年には埼玉ブロンコスへ復帰しました。

2019年からは、3x3チームのHACHINOHE DIMEに所属し、新たな挑戦を始めました。

引退後と政治家への転身

2022年7月、青森ワッツでスキルアドバイザー兼ユース育成コーディネーターに就任し、後進の育成に力を注ぎます。そして、2023年4月10日に行われた青森県議会議員選挙に、地元の上北郡選挙区から出馬し、初当選を果たしました。同年5月10日、県議会臨時会で初登庁し、政治家としての新たな一歩を踏み出しました。

北向由樹は、バスケットボール選手としての才能と経験を活かし、故郷青森のために貢献することを目指しています。

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