北大宮駅

北大宮駅の概要

北大宮駅（きたおおみやえき）は埼玉県さいたま市大宮区に位置し、東武鉄道野田線（現在は東武アーバンパークラインとして知られています）の駅です。駅番号はTD 02で、この地域の大切な交通機関として、多くの利用者に親しまれています。

歴史

この駅は1930年4月12日に、当時の総武鉄道野田線の駅として開設されました。当初から地域交通の要所として機能し、1940年には周辺の町が合併し、大宮市が誕生しました。その後、1944年に東武鉄道が総武鉄道を吸収する形で、現在の東武鉄道野田線の駅となりました。さらに、2001年の合併により埼玉県の浦和市、大宮市、与野市が統合され、現在のさいたま市が形成されるとともに、北大宮駅もこの新しい市の一部となりました。

また、2003年には政令指定都市へと昇格し、さいたま市大宮区の一角を担う駅として、今も発展を遂げています。この間に発車メロディの導入や業務委託の変更なども行われ、現代的な駅への変化が見られます。

駅の構造

北大宮駅は島式ホームを1面2線備える地上駅です。駅舎は併設された東武ストア北大宮店に接続しており、利用者は階段や地下道でホームにアクセスします。駅内にはエレベーターやエスカレーターがなく、車椅子利用者向けの昇降機が設置されています。ただし、駅構内にはトイレは無く、併設された東武ストアの裏手に男女別の水洗トイレがあります。

また、宇都宮線（東北本線）の線路が駅の西側に並行しているにもかかわらず、この路線には駅が設けられていません。北大宮駅の出入り口は駅東側に1か所しかないため、利用者は大宮公園駅寄りの踏切を渡るか、大宮駅寄りのアンダーパスを利用してアクセスする必要があります。

利用状況

最新の統計によると、2023年度の北大宮駅の1日あたりの平均乗降者数は6195人に達しています。この数字は野田線の駅の中では清水公園駅に次いで少なく、地域交通の重要性を示しています。近年の利用者数の推移を考慮し、この駅がどのように地域社会に貢献しているのかが見えてきます。

駅周辺

駅周辺は大宮公園近くの静かな住宅エリアが広がっており、交通アクセスにはやや不便さが感じられます。埼玉県道164号鴻巣桶川さいたま線（旧・中山道）が駅のすぐ横を通っていますが、駅とは直結していないため、最寄りのバス停「北大宮駅入口」に向かう際には、駅から徒歩約5分の距離を移動する必要があります。

このバス停は以前「大宮警察」として知られていましたが、2018年の名称変更まで警察署の移転に合わせて新しい名称が導入されています。このように、北大宮駅は地域住民との密接な関わりを持ちながら、地域の交通の要として重要な役割を果たしています。

隣接駅と関連情報

北大宮駅の隣は、大宮駅（TD 01）で、その次が大宮公園駅（TD 03）となります。これらの駅は、東武鉄道のアーバンパークラインの主要駅として、地域の交通網を支えています。

このように、北大宮駅は埼玉県内の鉄道網の中で重要な位置を占めています。地域の住民にとっては日常的な利用がなされ、訪問する際の利便性を考慮することが必要です。

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