北山陽一

北山陽一のプロフィール

北山陽一（きたやま よういち）は、日本の著名な歌手でありミュージシャンで、特に男性ヴォーカルグループ「ゴスペラーズ」のメンバーとして知られています。1974年2月24日生まれで、青森県八戸市出身の彼は、主にベースボーカルを担当しています。多くのファンからは「北山さん」「北山くん」「陽ちゃん」などの愛称で親しまれています。

身長173cm、血液型はA型の彼は、環境情報学を専攻した慶應義塾大学出身でもあります。大学在学中に出会ったアカペラのライヴ映像がきっかけとなり、音楽の道へと進むことになります。1994年には、すでにインディーズで活動していたゴスペラーズに加入し、同年の12月にメジャーデビューを果たします。

音楽活動の歴史と業績

デビューからの彼の活動は目覚ましく、1995年から長年にわたり眼鏡を着用していましたが、1999年にコンタクトレンズに変更しました。2008年には八戸市から八戸大使に任命され、地元校の校歌を作曲し、その活動を通じて地域に貢献しています。また、同年からは「北山陽一（ゴスペラーズ） ぼんやり学会」の連載も開始しました。

ソロライブも2009年から始め、2011年には東日本大震災の支援活動に取り組み続けています。大学院へ進学した2021年からは、慶應義塾大学で「音声学」をテーマにした授業を受講し、教授との共著で絵本を出版するなど多彩な活動をしています。さらに、2021年4月からはラジオ番組「Hitachi Systems Heart to Heart」のナビゲーターを務めています。

プライベートとエピソード

北山の音楽的な背景には、幼少期からのピアノ学習とクラシック音楽の影響がありますが、高校生の頃にTake6の歌声に感銘を受け、アカペラの道に進むこととなります。彼は基本的にベースボーカルを担当していますが、2000年以降はテナー音域のリードボーカルを務める曲も数多く発表しています。特に、シングル「約束の季節」やアルバム『Soul Serenade』に収録された「月光」などが代表的です。

また、歌手の一青窈とは大学の後輩にあたります。大学内のアカペラサークルで、一青が自作の詩を持参した際、彼女が歌うために曲をつけることを提案したことが、彼女の音楽活動における一つの転機となりました。さらに、囲碁にも精通しており、2009年にはアマチュア初段を取得し、『碁ワールド』誌にエッセイを連載しています。

健康面への意識

健康に対する意識も高く、歌声を保つために、アルコールやタバコ、カフェイン、乳製品を避けた食生活を送っています。このような厳しい食事制限を実施しながらも、彼は音楽活動を続け、さらなる成長を目指し続けています。

結婚と病気との闘い

2015年には、ピアニストの佐田詠夢と結婚し、また同年には脳腫瘍の手術を受け、活動を一時休止することになりましたが、2016年には復帰を果たしました。彼の音楽活動は、単なるパフォーマンスにとどまらず、地域貢献や後進の育成など、多岐にわたる影響を持っています。

北山陽一は、音楽界からも広く支持される存在であり、彼の今後の活動にも多くの期待が寄せられています。

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