北山駅 (宮城県)

北山駅の概要

北山駅（きたやまえき）は、宮城県仙台市青葉区北山2丁目に位置する東日本旅客鉄道（JR東日本）仙山線の駅です。この駅は、1984年に開業し以来、多くの通勤や通学者に利用されてきました。

歴史

北山駅の歴史は、1984年2月1日に始まります。国見駅と同時開業されたこの駅は、住民からの要望に応えて通勤や通学を目的とした無人駅としてスタートしました。その後、1986年に乗車駅証明書発行機が設置され、1987年には仙台駅から駅員が派遣されることで事実上の有人化が図られました。同年4月の国鉄分割民営化に伴い、JR東日本の駅となりました。

2003年には自動改札機が導入され、駅舎も改築されるなど設備が充実しました。また、同年10月からは「Suica」が利用可能となり、利便性が向上しました。2006年には業務が東北総合サービスに委託され、2017年には仙台地区センターの管理下となりました。

2023年3月18日には、仙台と愛子間の快速列車が全列車停車するようになり、さらに利用者にとって便利な駅となりました。2024年にはえきねっとQチケのサービスも開始される予定です。

駅構造

この駅は、1面1線の単式ホームを持つ地上駅であり、丘の急斜面に設置されています。ホームの西端に駅舎があり、そこに改札口が設けられています。これにより、階段を上り下りすることなく利用者が出入りできるようになっています。最初は無人駅でしたが、徐々に駅員が配置され、現在では自動券売機や自動改札機が導入されています。

利用状況

JR東日本のデータによれば、2024年度の1日平均乗車人員は2,369人に上ると見込まれています。1999年度以降の平均乗車人員の推移を見ても、この駅の利用者数は増加傾向にあります。

駅周辺の環境

北山周辺は仙台市の北郊外にあたる丘陵地帯で、屋敷や住宅地が広がっています。駅の南東には市営の北山霊園があり、その周囲には寺院も点在しています。駅に通じる道は急な坂道で、車両一台分の幅しかないため、訪れる際には注意が必要です。商業施設は駅から少し離れた場所に位置しており、梅田川を越えた荒巻本沢のエリアに集中しています。バスもこのエリアと仙台駅を結ぶ路線が運行されています。

また、駅の隣接する根白石街道踏切は、開業当初は警報機のみの第3種踏切でしたが、利用者増加に伴い遮断機が設置されるようになりました。

隣駅

北山駅の隣には、JR東日本の仙山線で「北仙台駅」と「東北福祉大前駅」が位置しています。これにより、都心へのアクセスも恵まれる立地となっています。

北山駅は、日々の通学や通勤の中心となるだけでなく、周辺の自然や文化にも触れることができる、地域に密着した重要な駅です。

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