北岡夢子 夢子の夢飛行

北岡夢子の夢飛行

『夢子の夢飛行』は、1988年10月から1990年3月まで放送されたラジオ番組で、全国的に知られるアイドル北岡夢子がメインパーソナリティを務めました。本番組は、親局の出力が5kwという地方局のみで放送されたもので、特に人気を博したのは、月曜日の『シンセン☆キラキラナイト』内で放送されていた点です。

番組の目的と構成

北岡夢子の芸名にちなんで、番組は「夢」に焦点を当てた内容が展開されました。リスナーとの交流を重視しており、はがきが採用された全てのリスナーには、「夢子グッズ」としてテレホンカードやポスター、写真集などが贈られるという特典もありました。この「夢子グッズ」の中身は、どれが送られてくるかはお楽しみとされており、毎回の興奮を生み出しました。

リスナー層

番組のリスナー層は主に16〜17歳の高校生男子が多かったものの、女子からのはがきも一定数届いていました。また、20代半ばの常連リスナーも数名存在し、幅広い年齢層に支えられていたことがわかります。

人気コーナーの紹介

番組内には多くのユニークなコーナーがありました。特に注目されるのが、次のようなコーナーです。
- 夢子先生の夢占い: リスナーから送られた夢の内容を募集し、夢を占うコーナー。
- 夢・夢・クラブ: BGMに乗せて詩を朗読し、リスナーの創造性を引き出しました。
- どっかーん自爆コーナー: リスナーのおもしろいドジ話を紹介し、笑いを提供するコーナー。
- 夢子の育児相談室: 北岡の保育士への憧れを反映した育児相談のコーナーで、1989年からスタートしました。
- 角出せ、槍出せ、頭出せ: リスナーの不満エピソードを募集するコーナーで、1989年6月から始まりました。
- 夢子の占い専科: 不思議な「夢の主」と共にリスナーの夢を占う独特なスタイルのコーナー。
- 北岡商店寄せ鍋コーナー: 幅広い内容をはがきで受け付け、新しいコーナーのアイディアも募集していました。
- 日本残酷物語: 日本の昔話をパロディ化し、北岡が様々な役を演じるユーモラスな企画です。
- 夢子のもっといじめて: 難解なクイズをリスナーから募集し、挑戦するコーナー。
- チャキチャキベスト5: リスナーの流行を紹介して情報をシェアするコーナーです。
- 突然コール: 話題のトピックスをリスナーに電話で聞く企画で、親近感を高めました。

放送地域

番組は秋田放送や山形放送、福井放送、山口放送、高知放送など、いくつかの地方局で放送されました。これらの局は全て月曜日の枠で放送していましたが、単独でネットした局は存在しませんでした。

このように、北岡夢子の『夢子の夢飛行』は青春の思い出とともに、多くのリスナーに愛されたラジオ番組でした。リスナーとのコミュニケーションを重視した多彩なコーナーは今でもファンの心に残っています。

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