北投駅

北投駅について

北投駅（ほくとうえき）は、台湾の台北市北投区に存在する台北捷運淡水信義線と新北投支線の駅で、駅番号は「R22」です。本記事では、北投駅の現在の運営状況や歴史に加え、かつてこの地域に存在した台湾鉄路管理局淡水線・新北投支線の北投駅についても触れていきます。

歴史

台鉄北投駅

北投駅の歴史は1901年8月25日に遡ります。この日、淡水線が開通し、北投停車場が開業しました。さらに、1916年には新北投支線が開通し、地域の交通網が整備されていきます。しかし、1988年7月15日には淡水線と新北投支線が廃線となり、翌日から台北捷運の工事が開始されました。

捷運北投駅

その後、1997年3月28日に新たに台北捷運淡水線の一部として北投駅が開業しました。近年では2017年10月13日に可動式ホーム柵が使用開始され、安全性が向上しました。

駅構造

北投駅は高架駅であり、単式と島式ホームが組み合わさった3面4線の構造を持っています。特に、相対式ホームが島式ホームの間に挟まる配置となっており、効率的な乗り換えが可能です。駅内では淡水方面からの列車と大安や象山方面への列車が同じ島式ホームで発着するため、乗客にとって便利な設計となっています。さらに、駅前後で行われる立体交差により、構内では見た目上左側通行が行われています。改札口はホーム下の1階に位置し、トイレは改札内に設置されています。外観は他の高架駅とは異なり、鉄パイプとガラスで設計されています。

駅周辺

北投駅周辺は温泉地として評判の北投温泉があるわけではなく、実際には新北投支線の次駅にある新北投駅が最寄駅となります。北投駅の周辺は主に住宅地であり、いくつかの便利な施設があります。具体的には、北投区の行政中心や北投市場、台北市立北投国民小学、私立幼華高級中学などがあります。また、YouBike（台北市の公共自転車）も利用でき、駅構内や周辺で手軽に自転車を借りることが可能です。さらに、陽明皇帝神宮や中華郵政などの施設もあり、様々な目的で訪れることができます。

バス路線

北投駅周辺にはバス路線も充実しており、捷運以外にも駅前の北投路、中央南北路、大興街には「捷運北投駅」バス停が設置されています。このバス停からは新北投、関渡、八里、竹囲、淡水方面への便が運行されており、公共交通機関を利用する際に非常に便利です。

隣の駅

北投駅は淡水信義線や新北投支線の中でも重要な位置を占めています。隣接する駅として、淡水線では復興崗駅（R23）と奇岩駅（R21）があり、新北投支線では新北投駅（R22A）との接続があります。

終わりに

北投駅はその独自の歴史や地域の利便性から、多くの人々に利用されています。また、周辺の生活環境や観光施設との整合性が取れていることから、観光地としても注目されています。この地域を訪れる際は、北投駅を起点に多様な体験ができることでしょう。

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