北海道職業能力開発大学校

北海道職業能力開発大学校について

北海道職業能力開発大学校は、北海道小樽市銭函に位置する、独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構が運営する職業能力開発大学校です。地域からは『北海道ポリテクカレッジ』、略して『北海道能開大』という愛称で親しまれています。

沿革

その歴史は、1986年に北海道総合職業訓練校を改組する形で、北海道職業訓練短期大学校として開校したことに始まります。当初は生産機械科、金属成形科、自動車科、電気科、電子科、印刷技術科、室内造形科の6学科を擁し、各学科の定員は20名でした。

時代の変化とともに、産業政策の変化に対応するため、学科の再編やカリキュラムの改訂が行われてきました。情報化の進展に対応した学科の新設や、全国統一カリキュラムの導入、週休二日制の導入などが実施されました。

2000年には、大学全入時代に対応するため、2+2年の変則型4年制大学校へと改組し、現在の校名となりました。応用課程として、生産機械システム技術科、生産情報システム技術科、生産電子システム技術科、建築施工システム技術科が新設され、より高度な専門知識と技術を習得できる体制が整えられました。

2009年には、電子技術科と情報技術科が統合され、電子情報技術科が設置されました。また、この年から入学金の徴収が開始され、授業料も引き上げられました。2012年には、専門課程の制御技術科が廃止され、電気エネルギー制御技術科が設置されました。2014年には、応用課程の生産情報システム技術科と生産電子システム技術科が統合され、生産電子情報システム技術科が設置され、応用課程に生産電気システム技術科が設置されました。

訓練科

現在、専門課程では、機械システム系、電気・電子システム系、居住システム系の分野で、以下の学科が設置されています。

専門課程
生産技術科（機械システム系）
電気エネルギー制御科（電気・電子システム系）
電子情報技術科（電子情報制御システム系）
建築科（居住システム系）

応用課程では、生産システム技術系、居住・建築システム技術系の分野で、以下の学科が設置されています。

応用課程
生産機械システム技術科（生産システム技術系）
生産電気システム技術科（生産システム技術系）
生産電子情報システム技術科（生産システム技術系）
建築施工システム技術科（居住・建築システム技術系）

在職者訓練

在職者向けの訓練も実施されており、ものづくり分野の能力開発セミナー（高度職業訓練の専門短期課程）が開講されています。

特徴

本校の訓練生は、学生として扱われ、学割や通学定期券などの恩恵を受けることができます。また、同窓会組織として「銭函はまなす会」があります。

参考文献

北海道職業能力開発大学校『職業能力開発大学校 開校30周年記念誌』山藤山陽印刷株式会社、2017年2月13日。

外部リンク

北海道職業能力開発大学校

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