北海道道66号岩内洞爺線

北海道道66号岩内洞爺線:ニセコパノラマラインが彩る絶景ロード



北海道道66号岩内洞爺線は、後志地方の岩内町から胆振地方の洞爺湖町へと至る、全長約65kmの主要地方道です。通称「ニセコパノラマライン」として知られ、四季折々の美しい景色の中を駆け抜けることができる、人気のドライブルートとなっています。

路線概要



起点: 北海道岩内郡岩内町字万代(国道229号交点)
終点: 北海道虻田郡洞爺湖町洞爺町(北海道道132号洞爺公園洞爺線、北海道道578号洞爺虻田線交点)
総延長: 81.804 km
実延長: 70.535 km
重複延長: 11.269 km

岩内町から共和町、ニセコ町を経由し、真狩村留寿都村を通って洞爺湖町へと至ります。留寿都村から洞爺湖町にかけての約11kmは、国道230号との重複区間となっています。共和町老古美と蘭越町字湯里の間は冬季通行止めとなるため、注意が必要です。

ニセコパノラマライン



岩内町からニセコ町を結ぶ区間は、特に「ニセコパノラマライン」と呼ばれ、その名の通り、ニセコ連峰の雄大な景色を存分に楽しむことができます。標高832mのチセヌプリ峠を越えるワインディングロードは、変化に富んだ景観が魅力で、多くのドライバーやライダーを魅了しています。

峠の岩内側にはヘアピンカーブが連続する区間があり、スリリングな運転を楽しめます。一方、ニセコ側は、緩やかなカーブが続く道で、周囲の白樺林やアンヌプリなどの山々を眺めながら、快適なドライブを満喫できます。

沿線の見どころ



ニセコパノラマライン沿いには、数多くの観光スポットが点在しています。

神仙沼: ニセコ山系の湿原で、神秘的な美しさを誇ります。散策路が整備されており、気軽に自然を満喫できます。
羊蹄山: 蝦夷富士とも呼ばれる美しい山で、その雄大な姿を望むことができます。
ニセコビレッジ、ニセコアンヌプリ国際スキー場: 冬はスキーやスノーボード、夏はゴルフやトレッキングなど、一年を通して楽しめるリゾート地です。
道の駅ニセコビュープラザ: ニセコの特産品やお土産を購入できるほか、地元の食材を使った料理を味わえるレストランもあります。
道の駅真狩フラワーセンター: 真狩村の特産品販売やレストランに加えて、パークゴルフ場やオートキャンプ場など様々な施設があります。

注意点



冬季は通行止めになる区間があるため、事前に道路状況を確認するようにしましょう。
ニセコパノラマラインは山岳道路であり、カーブが多いため、安全運転を心がけましょう。
野生動物が出没することがあるため、注意が必要です。

まとめ



北海道道66号岩内洞爺線、通称ニセコパノラマラインは、雄大な自然と美しい景観を満喫できる、魅力的なドライブルートです。北海道を訪れる際には、ぜひ足を運んでみてください。

参考文献


須藤英一『新・日本百名道』大泉書店、2013年。ISBN 978-4-278-04113-2。 
小川秀夫、栗栖国安、田宮徹 著、中村純一編 編『ニッポン絶景ロード100』枻出版社〈エイムック〉、2016年4月10日。ISBN 978-4-7779-3980-0。 
佐々木節、石野哲也、伊藤もずく 著、松井謙介編 編『絶景ドライブ100選 [新装版]』学研パブリッシング〈GAKKEN MOOK〉、2015年9月30日。ISBN 978-4-05-610907-8。 

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