北海道道812号館町福島線

北海道道812号館町福島線

北海道道812号館町福島線は、北海道檜山郡厚沢部町と松前郡福島町を、檜山郡上ノ国町、上磯郡知内町を経由して結ぶ一般道道です。しかし、未開通区間が存在するため、全線を通しての通行はできません。

概要

元々は、厚沢部町館町から福島町字千軒までの総延長約52kmとして計画されました。しかし、2か所の未開通区間が存在し、これらの区間については事業中止が決定しています。そのため、以下の3つの区間に分断された状態で供用されています。

1. 厚沢部町館町から厚沢部町字城丘の区間
2. 上ノ国町字湯ノ岱の区間
3. 知内町字湯ノ里から福島町字千軒の区間

路線データ

起点：北海道檜山郡厚沢部町館町（北海道道29号上磯厚沢部線交点）
終点：北海道松前郡福島町字千軒（国道228号交点）
総延長：27.263 km
実延長：9.807 km
重用延長：5.941 km
未供用延長：11.515 km
未舗装延長：4.752 km

道路管理者

渡島総合振興局 函館建設管理部 江差出張所
渡島総合振興局 函館建設管理部 松前出張所

歴史

1973年（昭和48年）5月16日：路線認定
1973年（昭和48年）9月10日：厚沢部町字城丘から上ノ国町字湯ノ岱までの11.2 kmを開発道路に指定
1984年（昭和59年）12月18日：厚沢部町字城丘から福島町字千軒までの40.4 kmを改めて開発道路に指定
1991年（平成3年）10月1日：知内町字湯ノ里から福島町字千軒の1.3 kmについて工事完了、北海道へ移管
1996年（平成8年）3月29日：厚沢部町字城丘の1.7 kmについて工事完了、北海道へ移管
1997年（平成9年）3月31日：厚沢部町字城丘の1.4 kmについて工事完了、北海道へ移管
1998年（平成10年）3月31日：厚沢部町字城丘の1.7 kmと知内町字湯ノ里の1.1 kmについて工事完了、北海道へ移管
2000年（平成12年）4月1日：知内町字湯ノ里の1.3 kmについて工事完了、北海道へ移管
2002年（平成14年）10月31日：上ノ国町字湯ノ岱の0.7 kmについて工事完了、北海道へ移管
2004年（平成16年）度：未開通区間の事業中止が決定

路線状況

重複区間：北海道道634号城丘江差線（厚沢部町南館町 - 厚沢部町字城丘）
未開通区間：
厚沢部町字城丘 - 上ノ国町字湯ノ岱
上ノ国町字湯ノ岱 - 知内町字湯ノ里

これらの未開通区間については、2004年に事業中止が決定しています。

冬期交通規制

以下の区間は、冬期間通行止めとなります。

知内町字湯ノ里（湯ノ里第2ゲート） - 知内町字湯ノ里271（湯ノ里第1ゲート）：区間延長2.0 km
厚沢部町字城丘786（城丘第2ゲート） - 厚沢部町字城丘：区間延長4.6 km
上ノ国町字湯ノ岱276（湯ノ岱第1ゲート） - 上ノ国町字湯ノ岱287（湯ノ岱第2ゲート）：区間延長0.5 km

道路施設

主な橋梁

岩館橋（98 m、厚沢部川、厚沢部町館町 - 厚沢部町南館町）
松本橋（90 m、－、厚沢部町字城丘）
松倉橋（67 m、－、厚沢部町字城丘）
蛍橋（77 m、－、知内町字湯ノ里）
湯の元橋（223 m、ツラツラ川、知内町字湯ノ里）

常設型ゲート

城丘第2ゲート（厚沢部町字城丘786）
湯ノ里第2ゲート（知内町字湯ノ里）
湯ノ里第1ゲート（知内町字湯ノ里271）
湯ノ岱第1ゲート（上ノ国町字湯ノ岱276）
湯ノ岱第2ゲート（上ノ国町字湯ノ岱287）

地理

通過する自治体

檜山振興局
檜山郡厚沢部町
檜山郡上ノ国町
渡島総合振興局
上磯郡知内町
松前郡福島町

交差する道路

厚沢部町
北海道道29号上磯厚沢部線 - 館町（起点）
北海道道634号城丘江差線 - 南館町、字城丘（重複）
上ノ国町
北海道道5号江差木古内線 - 字湯ノ岱
福島町
国道228号 - 字千軒（終点）

沿線にある施設など

知内町
知内温泉

脚注

関連項目

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