北越谷駅

北越谷駅について

北越谷駅（きたこしがやえき）は、埼玉県越谷市大沢三丁目に存在する、東武鉄道伊勢崎線の一部である駅です。この駅は「東武スカイツリーライン」という愛称を持ち、駅番号はTS 22に指定されています。また、副駅名は正式にはないものの、駅の柱に「文教大学下車駅」と記載され利用者に案内されています。

歴史

北越谷駅の歴史は、1899年（明治32年）8月27日に開業したときに遡ります。当初、この駅は越ヶ谷駅（こしがやえき）という名前で、宿場町として栄えた南埼玉郡越ヶ谷町の最寄駅でした。1919年（大正8年）、近隣に新たに越ヶ谷駅が設けられることとなり、駅名を譲り受ける形で武州大沢駅（ぶしゅうおおさわえき）に改称されました。その後、1954年には越ヶ谷町と大沢町が合併し、新たに越谷市が誕生したことを受け、1956年に現在の北越谷駅に名前を変更しました。

開業当初の駅舎は、皇族が埼玉鴨場に来る際に利用される貴賓室を備えていました。1962年には、東京地下鉄日比谷線との相互直通運転が開始され、北越谷駅は東武鉄道において初となる橋上駅に生まれ変わりました。そして、1999年には連続立体交差事業の一環として高架駅へと移行し、2001年には越谷駅との間が複々線化されました。

年表

• - 1899年（明治32年）8月27日: 越ヶ谷駅として開設
• - 1919年（大正8年）11月20日: 武州大沢駅に改称
• - 1956年（昭和31年）12月1日: 北越谷駅に改称
• - 1962年（昭和37年）5月31日: 日比谷線との相互直通運転開始
• - 1997年（平成9年）3月25日: 越谷まで高架複々線化
• - 2001年（平成13年）3月28日: 高架複々線化完了
• - 2019年（令和元年）3月1日: 待合室新設

駅概要

北越谷駅は島式ホーム2面4線を持つ高架駅で、バリアフリー対策としてエレベーターが設けられています。西側には引上線があり、日比谷線直通列車や折り返し運行の電車のために使用されています。朝夕には半蔵門線・東急田園都市線直通の準急が停車するため、ホームは10両編成に対応しています。2020年には1番線ホームドアの運用が開始され、安全対策が進められました。

北越谷駅は鉄道の便利なアクセスを提供することから、近隣の地域にとって重要な交通拠点です。また、駅の利用者数は2024年度の予測で1日平均48,539人となる見込みで、伊勢崎線の中で第11位に位置しています。

駅周辺の様子

駅の東口には深夜急行バスが発着するバス停がありますが、西口からは定期的な路線バスは出ていません。駅周辺にはさまざまな施設が立ち並び、文教大学へのアクセスも良好です。発展を続ける北越谷駅は、地域に欠かせない存在となっています。

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