北陸・中京新幹線

北陸・中京新幹線について

北陸・中京新幹線は、福井県敦賀市から愛知県名古屋市を連結することを目的とした新幹線の計画路線です。この路線は、全国新幹線鉄道整備法に基づいて定められた基本計画路線の一部であり、1972年に基本計画が決定されました。

概要と背景

北陸・中京新幹線は、1972年7月3日付で基本計画が発表され、その後1973年に整備計画が確定しました。この路線では、北陸新幹線が米原駅付近で東海道新幹線に合流する提案がなされたものの、整備計画において小浜市を経由地としたため、この路線が北陸新幹線と中京地方を結ぶ重要な役割を果たすことになったのです。

敦賀市と名古屋市は直線距離にして約90キロメートル離れていますが、実際の路線延長は約50キロメートルに設定されています。この背景には、東海道新幹線との一部区間の共用が予定されていることがあります。また、基本計画が告示されてから今日に至るまで、具体的な着工の動きは見られていません。

整備を目指す動き

最近の動きとして、2017年6月に福井県が北陸・中京新幹線の整備に向けた検討を提案したことが報じられました。これは、地域の交通インフラの発展を望む地元の声を反映したもので、今後の具体的な進展が期待されています。

沿革

北陸・中京新幹線の沿革を振り返ると、1967年に日本国有鉄道（国鉄）が全国新幹線網の構想を発表したことが始まりです。その後、1969年には新全国総合開発計画が決定し、1970年には全国新幹線鉄道整備法が成立しました。1973年には、北陸・中京新幹線を含む多くの路線が基本計画として告示され、事実上の道筋が示されたのです。

まとめ

北陸・中京新幹線は、新たな地域間移動の利便性向上を図っています。福井県敦賀市から愛知県名古屋市を結ぶこの新幹線の計画は、地域の発展に寄与することが期待されていますが、実際の建設には依然として課題が残されています。今後の進展に注目し、このプロジェクトの実現に向けた動きが加速することを願います。

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