北鬼江

北鬼江（きたおにえ）について

北鬼江は富山県魚津市の一地域で、その正式な行政地名は北鬼江一丁目及び北鬼江二丁目と大字北鬼江の三つに分かれています。住居表示は一丁目と二丁目に対して実施されているものの、大字の方はまだ未実施の状態です。郵便番号は937-0066です。また、1878年以前にはこの地域は久和田という名称で知られていました。

地理的特徴

北鬼江は道下地区に属し、本新や本新町、釈迦堂一丁目、北中、高畠と隣接しています。さらに、富山湾に面しており、海の恵みも受けやすい立地といえます。この地域の名前は、かつて「鬼江橋」という橋が存在していたことに由来しており、その南側に人々が住むようになったことから北鬼江と名付けられました。行政区分としては、北鬼江一丁目が「北鬼江1区」、北鬼江二丁目が「北鬼江2区」として整理されています。その他の地域は一般的に「北鬼江」と呼ばれています。この地区には、魚津市立道下小学校やありそドーム、北鬼江八幡宮などの主要な施設が存在しています。

歴史的背景

北鬼江は旧新川郡道下村時代から大字の一部として存在し、村役場や小学校が設置されたことから、事実上の道下村の中心地となりました。この地域の開発は非常に古く、魚津町の創始者とも言われる久和氏がこの地の出身であるとされています。

年表

• - 1661年: この年までに本新村と北中村が北鬼江から分立しました。
• - 1834年: 北鬼江は東加積組に所属することとなり、地域の組織が設けられました。
• - 1889年4月1日: 新たに町村制が施行され、本新村、釈迦堂新村、北鬼江村、北中村、青島村、仏田又新村といった村が合併し道下村が成立しました。道下村役場は北鬼江の地区に設置されました。
• - 1892年: 啓達尋常小学校（現・魚津市立道下小学校）が創設されました。
• - 1907年: 村を貫通する浜街道が県道に指定され、交通の便が改善されました。
• - 1930年: 当時の大字は北鬼江、本新など10か所に及びます。
• - 1952年4月1日: 魚津市に編入され、北鬼江を含む地域の名称は魚津市の大字として引き継がれ、大字の表記は以後使用されなくなりました。
• - 1969年5月1日: 一部が区画整理された地域に組み込まれました。
• - 1975年6月1日: 北鬼江一丁目の一部が新たに区画整理されました。
• - 1996年3月6日: 魚津駅の西地区が整理され、釈迦堂と本新の一部と合併して北鬼江二丁目に改名されました。

現在の状況

2018年3月31日現在、北鬼江の世帯数と人口は地域の特性を反映しながら増減を繰り返しています。教育機関に通う際は、市立小・中学校において、特定の学区が設定されており、地域の教育環境も整備されています。

結論

北鬼江は、歴史と自然が共存し、地域住民が快適に暮らせる環境を整えています。今後も地域の特性を活かした発展が期待されています。

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