十二所町

十二所町（じゅうにしょまち）

十二所町は、かつて秋田県北秋田郡に存在した町です。現在の行政区分では大館市南東部に位置し、米代川沿岸、花輪線・国道103号沿線にあたります。

地理

町の区域には、中山、竜ヶ森、合窪山、高森、靄森といった山々が連なり、米代川が町の中心を流れていました。

歴史

十二所町は、戊辰戦争の舞台となった歴史を持つ町です。

1868年（慶応4年）：十二所の戦いが勃発。盛岡藩（南部軍）が侵攻しました。
1876年（明治9年）：沢尻村と別所村が十二所町に合併しました。
1889年（明治22年）：町村制施行により、十二所町、道目木村、葛原村、猿間村、軽井沢村、曲田村が合併し、新たな十二所町が発足しました。
1915年（大正4年）
1月19日：秋田鉄道大滝温泉駅が開業しました。
12月25日：秋田鉄道十二所駅が貨物駅として開業。翌年1月5日より旅客営業を開始しました。
1928年（昭和3年）7月11日：秋田鉄道沢尻停留場が開業しました。
1955年（昭和30年）3月31日：大館市に編入され、十二所町は廃止となりました。

交通

鉄道路線

日本国有鉄道
花輪線：沢尻駅（町の廃止時には休止中） - 十二所駅 - 大滝温泉駅

道路

二級国道103号

主な施設など

秋田労災病院（1953年開設）
大滝温泉
北鹿ハリストス正教会曲田福音聖堂（1966年秋田県有形文化財指定）

参考文献

角川日本地名大辞典 5 秋田県

関連項目

秋田県の廃止市町村一覧

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