十川ともじ

十川ともじについて

十川ともじ（そがわともじ）は、1961年7月16日生まれの日本の作曲家、編曲家、音楽プロデューサー、そしてキーボーディストです。彼はかつて「十川知司」という名義で知られていましたが、2000年代以降は「十川ともじ」と改名して活動しています。この名前の変更について彼自身は、音楽活動をする際の名前を「ともじ」にした理由を、姓名判断や見た目の柔らかさを考慮した結果だと語っています。

来歴

十川ともじは1980年に伊丹哲也&Side By Sideのメンバーとしてプロデビューを果たします。この時、彼らの楽曲「街が泣いてた」は第19回ポプコングランプリや第11回世界歌謡祭グランプリを受賞しました。この栄誉ある受賞は、彼のキャリアの始まりを強く印象付けました。

その後、1987年からは著名なデュオ「チャゲ&飛鳥」のツアーに参加し、1988年に彼らのシングル「ラプソディ」のアレンジャーとして初クレジットを獲得しました。さらに、飛鳥涼のソロアルバム『SCENE』の制作にも手を掛け、1991年には「SAY YES」の編曲を担当して280万枚以上の売り上げを記録するなど、大ヒットを生み出しました。続いて1993年には「YAH YAH YAH」が240万枚のヒットとなり、次々と名曲の編曲に携わりました。

1997年に岡本真夜のアルバム『Smile』でプロデューサーとして初のミリオンセールスを記録し、その地位を確固たるものにしました。2000年代以降、彼は堂本剛とのコラボレーションでも注目を集め、特に2005年の修二と彰の「青春アミーゴ」では、楽曲がミリオンセラーを達成しました。また、2007年には倖田來未の「愛のうた」が第48回日本レコード大賞金賞を受賞しました。

現代の活動

十川ともじは2015年にはクマムシの「あったかいんだからぁ♪」のプロデューサーとしてオリコンチャートベスト10入りを果たし、第57回日本レコード大賞特別賞を受賞します。このように、シンプルに見える楽曲でも、一つの作品に編曲する力が高く評価されています。

2017年から2018年にかけては中島みゆきの「夜会工場 VOL.2」にキーボーディストとして参加し、その後も多くのプロジェクトでサポートを務めています。特に中島みゆきの「リトル・トーキョー」や2020年のラスト・ツアー「結果オーライ」などにも携わり、勢力的に活動を続けています。

主な作品

十川ともじは様々なアーティストと関わりを持ち、数多くの楽曲を手掛けてきました。代表的なアーティストには、

• - CHAGE and ASKA
• - ももいろクローバーZ
• - 倖田來未
• - KinKi Kids
• - 阿部真央
• - Every Little Thing などが含まれます。

また、彼は鈴木哲彦と共に「expo」という作曲ユニットを組み、様々な楽曲を提供しています。

結論

十川ともじの功績はその広範な音楽的才能と、数々の名曲の裏にある確かな技術に裏打ちされています。1980年代から現在に至るまで、彼は日本の音楽シーンで重要な役割を果たしてきた音楽家であり、その影響力はまだまだ続くことでしょう。

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