十日市場駅 (神奈川県)

十日市場駅の概要

十日市場駅（とおかいちばえき）は、神奈川県横浜市緑区十日市場町にあるJR東日本横浜線の駅です。駅番号はJH 20に設定されています。この駅は1979年に開業し、以降地域の交通インフラとして重要な役割を果たしています。

歴史

十日市場駅の歴史は、1977年の地元説明会から始まります。1979年4月1日には、長津田駅と共に開業し、開業当日は市営バスの新しい路線が導入されるなど、地域住民にとって待望の交通手段となりました。その後もさまざまな施設が駅前に登場しました。1980年には日本初となる3階建ての自転車駐輪場がオープンし、利便性を向上させました。

1987年には国鉄分割民営化に伴い、JR東日本の駅となり、1994年には自動改札機が設置され、2001年にはICカード「Suica」の利用が開始されるなど、駅は時代とともに進化を続けました。最も最近の大きな変化は2023年に導入されたスマートホームドアで、これにより安全性が一層向上しました。

駅構造

十日市場駅は、島式ホーム1面2線を持つ地上駅であり、橋上駅舎が特徴です。ホームには待合室があり、エスカレーターも設置されているため、乗り降りが便利です。駅は長津田駅の管理下にある業務委託駅で、各種券売機や自動改札機が設置されているほか、お客さまサポートコールシステムによって早朝や夜間のサポートも行われています。

利用状況

2023年度の1日平均乗車人員は18,509人に達し、横浜線の中では淵野辺駅や古淵駅に次いで3番目に多い利用客数を誇っています。過去のデータには、1991年度以降の乗車人数の推移が記録されており、年々増加傾向にあることが確認されています。

駅周辺

駅の周辺は住宅地が広がっており、駅の南口には大規模な団地が広がるため、路線バスやタクシー専用のロータリーがあります。北口には一般車両用のロータリーが設けられています。教育機関も多く存在し、学生や生徒の利用が頻繁に見られ、活気ある環境が形成されています。

バス路線

南口のバスロータリーでは、横浜市営バスや東急バス、神奈川中央交通の路線バスが発着しています。また、近隣には同名の「十日市場停留所」がありますが、駅を利用する際は「十日市場駅前停留所」を利用することになるため注意が必要です。

隣の駅

隣接する駅は、横浜線の中山駅（JH 19）と長津田駅（JH 21）です。日中は横浜市営地下鉄根岸線への直通列車も運行されており路線の利便性が向上しています。これらの要素が相まって、十日市場駅は地域の移動の中心的な役割を担っています。

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