十条駅 (京都市営地下鉄)

十条駅：京都のビジネスと生活の交差する場所

京都市営地下鉄烏丸線十条駅(K13)は、京都府京都市南区東九条南石田町に位置する、賑わいを見せる活気ある駅です。1988年の烏丸線京都～竹田間延伸開業と同時に開業し、以来、地域住民やビジネスパーソンに利用されています。

歴史と変遷

十条駅は、1988年6月11日、烏丸線の延伸開業によって誕生しました。その後、2007年にはICカード「PiTaPa」が導入され、利用者の利便性が向上しました。また、2010年には駅名標に近隣企業の広告が掲載されるようになり、地域の企業との連携が深まりました。駅開業から現在に至るまで、利用者の増加や交通手段の進化に合わせて、変化を続けてきた歴史があります。

駅構造とアクセス

十条通と烏丸通が交差する十条烏丸交差点の地下に位置する十条駅は、島式ホーム1面2線のシンプルな地下駅です。改札口は1箇所のみとコンパクトな設計となっています。駅周辺は、徒歩圏内に様々な施設が点在しており、利便性の高い立地となっています。

利用状況と周辺環境

2022年度の1日平均乗降人員は約7,629人と多くの人々が利用しています。これは、駅周辺の商業施設や企業の存在、そして住宅街としての機能も併せ持つエリアであることを示しています。

駅周辺には、任天堂の本社や開発棟、京阪バス本社といった大企業に加え、京都札ノ辻郵便局などの公共施設も立地しています。また、十条通、烏丸通といった主要道路や、第二京阪道路の鴨川西出入口・鴨川東出入口も近く、交通アクセスにも優れています。

バス路線と交通アクセス

十条駅には、京都市営バスと京阪バスが乗り入れています。京都市営バスは、京都駅や東寺、太秦天神川駅など、市内各地へのアクセスを提供しています。一方、京阪バスは、松井山手駅、大阪国際大学、京阪交野市駅など、京都府南部や大阪府北部への路線を運行しており、地域を繋ぐ重要な役割を担っています。

特に、かつて京都駅八条口観光バス駐車場に停車していた高速バスは、同駐車場の工事のため一時的に十条駅近くの停留所に変更されましたが、現在は元の停留所に戻っています。この事例からも、十条駅周辺が交通の要衝であることが伺えます。

隣の駅

烏丸線では、九条駅とくいな橋駅に隣接しており、スムーズな移動を可能にしています。

まとめ

十条駅は、ビジネス拠点として、また住宅地としての機能を合わせ持ち、多くの乗降客数を誇る、重要な交通拠点です。周辺には様々な施設が集積し、生活利便性も高いエリアとなっています。今後も、地域社会の発展とともに、ますます重要な役割を担っていくことでしょう。

もう一度検索