千代田区立神田一橋中学校

千代田区立神田一橋中学校

千代田区立神田一橋中学校は、東京都千代田区一ツ橋にある区立中学校です。2005年、一橋中学校、今川中学校、練成中学校の3校が統合され、現在の校名となりました。この統合は、3校の伝統と歴史を継承するという理念のもとに行われ、初代校長には旧一橋中学校の村上みな子氏が就任しました。

歴史

一橋中学校、今川中学校、練成中学校はそれぞれ1947年、1948年に開校しました。その後、2005年に統合され、神田一橋中学校として新たな歴史をスタートさせました。統合後も、3校それぞれの卒業番号を継承した卒業生番号の運用、旧一橋中学校の校歌・校章をベースとした校歌・校章の採用などが行われました。ただし、校歌と校章の決定過程では、今川中学校と練成中学校から反対意見もあったようです。

統合後も学校施設の整備は継続され、2005年にはマルチメディア室と屋上庭園が完成しました。2006年には体育館とプールのアスベスト除去工事が行われ、その後も体育館屋根の塗装やトイレ改修など、段階的な改修工事が行われました。2013年から2014年にかけては、大規模な校舎改修工事が実施され、新校舎での授業が開始されました。2023年には、全教科で情報教育を推進する学校となりました。

教育

神田一橋中学校は、千代田区神田地域唯一の公立中学校です。越境入学の生徒も多く、地域全体から支持されている学校です。情報教育に力を入れており、パソコンを使った授業やネットワークを使った配信学習システムを導入するなど、先進的な教育環境を整備しています。授業は習熟度別授業、少人数授業、チームティーチングなど、多様な形態で行われています。教育目標は、「向学心に燃え、意欲的に学び続ける人」「他を思いやり、礼儀正しい人」「広い視野を持ち、進んで社会に貢献する人」の育成です。

また、日本でも珍しい通信教育課程を併設している中学校の一つです（もう一校は大阪市立天王寺中学校）。

アクセス

最寄駅は都営新宿線・三田線・東京メトロ半蔵門線の神保町駅で、徒歩3分とアクセス良好です。

著名な卒業生

神田一橋中学校、および統合前の3校からは、多くの著名な卒業生を輩出しています。政治家、文化人、芸能人など、様々な分野で活躍する人材が数多くいます。例として、内田茂氏（元自民党東京都連幹事長）、本間俊太郎氏（元宮城県知事）、浅丘ルリ子氏（女優）、加賀まりこ氏（女優）、三宅裕司氏（俳優、コメディアン）、古舘伊知郎氏（ニュースキャスター）、富永美樹氏（フリーアナウンサー）などが挙げられます。

学校行事

入学式、オリエンテーション合宿、体育祭、校外学習（鎌倉）、修学旅行（奈良・京都）、スキー教室、卒業式など、様々な学校行事が行われています。

進学実績

神田一橋中学校の卒業生は、多くの生徒が難関高校に進学しています。国立高校、都立高校、私立高校など、幅広い進路を選択しています。

その他

旧練成中学校の校舎は、現在3331アーツ千代田として活用されています。

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