千代県庁口駅

千代県庁口駅について

千代県庁口駅（ちよけんちょうぐちえき）は、福岡県福岡市博多区に位置する福岡市地下鉄箱崎線の駅で、駅番号はH03です。1984年の開業以来、地域住民や観光客に利用されており、そのシンボルマークは地元出身のグラフィックデザイナーである西島伊三雄によってデザインされました。このマークは、駅の近くにある十日恵比須神社にちなんだ恵比須の顔が特徴的です。なお、駅の運営は貝塚駅が管理し、JR西日本中国メンテック福岡支店が業務を受託する形で行われています。

駅の歴史

歴史的には、1983年の9月12日に駅名が決定され、翌年の1984年4月27日には、2号線（現在の箱崎線）の呉服町駅から馬出九大病院前駅までの延伸に伴って開業しました。2004年には業務委託駅に移行しています。これは利用状況やサービス向上を目的とした変更であり、駅の運営体制がより効率的になる狙いがあります。

駅の構造

千代県庁口駅は地下2階に所在し、島式ホーム1面2線を有する地下駅です。出入口は計8箇所あり、そのうちの4番出口はエスカレーターが設置され、パピヨン24へのアクセスが便利です。また、8番出口にはエレベーターもあり、幅広い利用者に対応しています。さらに、7番出口の近くには有人の臨時改札口と臨時切符販売窓口がありますが、これは特定のイベント時に利用されることを想定して設置されているものの、実際には一度も使用されたことがありません。

利用状況

2023年度の1日平均乗車人員は約4,780人となっており、近年も安定した利用が見込まれています。利用状況の推移は、地元住民や訪問者の移動の要所としての役割を示す重要な指標です。

駅周辺の環境

「県庁口」という駅名が付いていますが、実際の福岡県庁は隣の馬出九大病院前駅が最寄りとなります。ただし議会棟には当駅が最も近い立地です。路線の途中で案内がなされる際には、県庁へのアクセスについて馬出九大病院前駅での下車を促すアナウンスが流れ、利用者の混乱を避ける工夫がなされています。

かつては仮称として「千代町」駅という名も考えられていましたが、その名の通りの町名が無くなっているため、最終的には「千代」駅として命名されることになりました。しかし、地元商業活動への影響を考慮し、最終的に「千代県庁口」と名付けられました。駅周辺は商業施設や公共施設が豊富に揃っており、非常に便利なエリアです。出口の一つである1番・2番出口から地下鉄線路上の道路を250メートル進むと、国道3号と合流します。このように、駅は交通の要所として重要な役割を果たしています。

隣の駅

福岡市交通局の箱崎線では、千代県庁口駅の隣に位置するのは呉服町駅（H02）と馬出九大病院前駅（H04）です。

まとめ

千代県庁口駅は、福岡市地下鉄箱崎線の重要な駅の一つであり、そのデザインや周辺環境が特徴的です。地域の支えと成長を見守りながら、今後も多くの人々に利用され続けることでしょう。

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