十日恵比須神社

十日恵比須神社

福岡県福岡市博多区にある十日恵比須神社は、事代主命（恵比須神）と大国主命（大黒神）を祀る神社です。商売繁盛の神様として広く信仰を集めています。

歴史

神社の社伝によると、香椎宮大宮司家の武内五右衛門（平十郎）は分家し、「神屋」と号して博多で商売を営んでいました。天正19年（1591年）1月3日、香椎宮・筥崎宮を参拝した際、香椎浜に流れ着いた恵比須神の神像2体を得たことが始まりとされています。平十郎が神像を自宅に持ち帰り祀ったところ、家運が隆盛したため、翌年の文禄元年（1592年）1月10日、神像を拾い上げた場所に社殿を設けたと伝えられています。

その後、天和元年（1681年）11月15日には、四代目平十郎が創建90年にあたり、千代の崇福寺境内に社殿を再建しました。しかし、明治12年（1879年）10月、福岡県の指示により崇福寺境内から東公園に遷座。さらに、昭和4年（1929年）には東公園の整備に伴い、現在の地に遷座しました。昭和43年（1968年）には、別表神社に加えられています。

施設

境内の主要な施設は以下の通りです。

本殿
拝殿
神楽殿
社務所

十日恵比須正月大祭

毎年1月8日から1月11日にかけて執り行われる正月大祭は、多くの参拝者で賑わいます。8日が「初えびす」、9日が「宵えびす」、10日が「正大祭」、11日が「残りえびす」と呼ばれ、期間中は様々な行事が催されます。特に、福引きや芸妓による「かち詣り」は有名で、多くの人々が福を求めて訪れます。

交通

福岡市地下鉄箱崎線「千代県庁口駅」より徒歩
九州旅客鉄道鹿児島本線「吉塚駅」より徒歩

脚注

注釈

出典

関連項目

神屋宗湛

外部リンク

十日恵比須神社（公式サイト）

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