千春 (プロレスラー)

千春のプロレス人生とその後

千春(ちはる)は、1979年生まれの日本のリングアナウンサーであり、元女子プロレスラーです。東京都渋谷区出身。中学卒業後、レスリングやコンバットレスリングの大会を経て、プロレスラーとしての道を歩み始めます。1997年、女子高校生レスラーとしてデビューし、注目を集めました。華やかなルーズソックス姿での入場パフォーマンスも話題となりました。デビュー当時から高い人気を誇り、その後も数々の団体を渡り歩き、タレント活動も行っていました。

プロレスラーとしての活躍

[SPWF]でデビュー後、話題性のあるルックスと入場パフォーマンスで人気を博しました。しかし、華やかな活動の裏では、妊娠・出産による活動休止や、結婚・離婚といった出来事も経験しています。その後、総合格闘技にも挑戦し、プロレス復帰を果たすと、NEO女子プロレスで活躍、タッグ王座を獲得するなど、実力も認められるようになりました。しかし、2005年には眼窩底骨折という大怪我を負い、2006年に現役を引退します。

リングアナウンサーへの転身と新たな挑戦

引退後はNEO女子プロレスのリングアナウンサーとして活動していましたが、NEOの活動休止後はフリーとして活動の場を求めました。その後、アイスリボンに所属し、リングアナウンサーとして活躍する傍ら、道場マッチでは音響や映像の出しなども担当していました。さらに、プロレスサークルのコーチも務めていました。

私生活では再婚も経験し、2022年にはアイスリボンを退団。2023年には元NEO女子プロレスのメンバーとともに、新団体『hotシュシュ』を設立し代表に就任しました。しかし、わずか1年後の2024年には、経営不振により代表を辞任し、ネオプラスも退社。その後、桐生健豊、皇耀とともにプロレスリングC-selectionを結成し、ユニットとして活動を続けています。2024年6月には、C-selectionとして初の興行を開催しました。しかし、同年8月には皇耀が無期限活動休止を発表しています。

幾多の困難を乗り越えて

千春の人生は、プロレスラーとしての華々しい活躍だけでなく、結婚、出産、離婚、怪我、そして団体設立と閉鎖など、数々の困難や変化に満ち溢れています。しかし、彼女は常に前向きに新たな道を切り開いてきました。リングアナウンサー、プロレスラー、団体代表、そして現在はユニットでの活動と、常に挑戦を続け、プロレス界に多大な貢献を果たしています。彼女の経験と精神力は、多くのプロレスファン、そして後進のプロレスラーたちに大きな影響を与え続けています。

千春の足跡

千春のキャリアは、女子プロレスラーとして華々しくデビューし、数々の団体で活躍した時代、そしてリングアナウンサーとして第二の人生を歩み始めた時代、そして自らプロレス団体を設立し経営者としての経験も積んだ時代と、大きく3つのフェーズに分けられます。それぞれに成功と挫折を経験し、常に新しい挑戦を繰り返してきた彼女の人生は、まさにドラマティックと言えるでしょう。

現在もプロレス界で活動を続ける千春。今後の活躍にも目が離せません。

タイトル歴:
板橋グリーンホール認定タッグ王座
アイアンマンヘビーメタル級王座 (3回)

得意技:
フィッシャーマンズ・スープレックス・ホールド

入場テーマ曲:
「愛があれば大丈夫」(広瀬香美)

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