千葉カントリークラブ

千葉カントリークラブ

千葉カントリークラブは、千葉県野田市に事務所を構える株主会員制のゴルフ場です。野田市内に「野田ゴルフ場」、「川間コース」、「梅郷コース」の3つのコースを有し、それぞれ特色のあるプレー体験を提供しています。

歴史

1952年頃、千葉県森林組合連合会専務理事であった志田一郎氏が、野田市の松林に着目したことが始まりです。当初、明治大学のグラウンド予定地が候補に挙がりましたが、実現には至りませんでした。その後、東京からのアクセスが良い野田市の平地林が新たな候補地となり、志田氏は、まず梅郷コースの建設に着手しようとしましたが、地主の同意が得られませんでした。次に、野田ゴルフ場のインコースにあたる弁天池周辺の林地に着目し、千葉県知事や毎日新聞社の協力を得て、1953年に建設が開始されました。

1954年3月には、高石真五郎氏を発起人として財界人が集結し、日本初の個人会員中心の株主会員制倶楽部「株式会社千葉カントリー倶楽部」が設立されました。同年10月には、野田ゴルフ場のアウト9ホールとクラブハウスが完成し、仮オープン。1955年10月には、残りのイン9ホールも完成し、正式に18ホールのゴルフ場「千葉カントリークラブ 野田ゴルフ場」として開場しました。

その後、1957年には川間コース、1960年には梅郷コースが開場し、合計54ホールの規模を誇るゴルフクラブとなりました。

各コースの紹介

野田ゴルフ場

所在地: 〒278-0041 千葉県野田市蕃昌4
開場日: 1954年10月9日
設計者: 藤田欽哉
面積: 約660,000m2
コースタイプ: 林間コース
ホール数: 18ホール、パー72
距離: 6,757ヤード
コースレート: 72.2
グリーン: 2グリーン、ベント（ペンクロス）
プレースタイル: 歩行、キャディ付き
練習場: 22打席、230ヤード
休場日: 毎週月曜日、12月31日、1月1日
交通アクセス:
鉄道: 東武野田線 清水公園駅東口よりシャトルバス約5分
道路: 常磐自動車道 柏ICより10km

野田ゴルフ場は、開場当初からある歴史あるコースで、林間コースならではの自然を生かした戦略性の高いプレーが楽しめます。過去には日本女子オープンも開催されました。

川間コース

所在地: 〒270-0237 千葉県野田市中里3477
開場日: 1957年11月9日
設計者: 富沢誠造
面積: 約726,000m2
コースタイプ: 林間コース
ホール数: 27ホール、パー108
距離: 9,881ヤード
コースレート: 東南 73.2、南西 73.0、西東 73.0
グリーン: 1グリーン、ベント（ペンクロス）
プレースタイル: 歩行、キャディ付き
練習場: 17打席、240ヤード
休場日: 毎週月曜日、12月31日、1月1日
交通アクセス:
鉄道: 東武野田線 川間駅北口よりシャトルバス約15分
道路: 常磐自動車道 柏ICより15km

川間コースは、27ホールを有する大規模なコースで、変化に富んだレイアウトが特徴です。

梅郷コース

所在地: 〒278-0021 千葉県野田市堤根167
開場日: 1960年10月
設計者: 安田幸吉
面積: 約825,000m2
コースタイプ: 林間コース
ホール数: 18ホール、パー72
距離: 7,111ヤード
コースレート: 73.4
グリーン: 1グリーン、ベント（ペンクロス）
プレースタイル: 歩行、キャディ付き
練習場: 23打席、230ヤード
休場日: 毎週月曜日、12月31日、1月1日
交通アクセス:
鉄道: 東武野田線 野田市駅よりシャトルバス約10分
道路: 常磐自動車道 柏ICより7km

梅郷コースは、3コースの中で最も新しいコースで、自然の地形を生かした戦略的なコースレイアウトが魅力です。過去には日本オープンも開催されています。

エピソード

創設者の志田一郎氏は、明治大学の第5代総長である志田鉀太郎氏の子息です。
野田ゴルフ場の設計者である藤田欽哉氏は、自身の設計したコースを「7,000ヤードの森のコースとしては比類がない」と評しました。
野田周辺の松林は、醤油醸造元の茂木家が燃料用として植林したものでした。

関連情報

関連項目:
ゴルフ
ゴルフ場
ゴルフ会員権
日本のゴルフ場一覧
外部リンク:
* 千葉カントリークラブ

千葉カントリークラブは、その歴史とコースの質の高さから、多くのゴルフ愛好家から支持されています。

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