千葉県立鎌ケ谷高等学校

千葉県立鎌ケ谷高等学校の概要

千葉県立鎌ケ谷高等学校は、千葉県鎌ケ谷市に位置する公立の高等学校で、通称は鎌高（かまこう）です。1971年の鎌ケ谷市の発足と同時に開校し、2021年には50周年を迎えました。現在の学校では、普通科のみが設置されており、学区は第3学区に属しています。具体的には、鎌ケ谷市や柏市、流山市などが含まれ生徒が通っています。

学校の入口は正門から校舎の半周した位置にある独特な形をしており、その歴史を感じさせます。当初、市内に高等学校が一校以上必要とされたため、周辺地区との協力で土地を確保し、開校が実現しました。正門の位置は開校に間に合わず、今の場所に設置されたとのことです。

教育方針

鎌ケ谷高等学校は、学びの場として生徒に次のような資質を育成することを目指しています。教育の基本方針には、実践力、創造性、主体性、道義性の四つが掲げられています。

• - 実践力：健康でたくましい気力や体力を持ち、物事を最後までやり遂げる人間の育成を目指します。
• - 創造性：知を愛し、科学的に考える力を養い、創造に喜びを見出す人間を育てます。
• - 主体性：自己と社会を見つめ、様々な価値や情報に理性的に対応する能力を養います。
• - 道義性：自己の責任や権利理解と共に、生や自然に対する敬意を持ち、他者と協力できる心を育てます。

校章と制服

学校の校章は開校前日である1971年に制定され、鎌ケ谷市の市花であるモクセイの花と葉をデザインし、その中央に「鎌高」の文字が配置されています。また、制服については男子が学生服、女子はブレザーを採用。近年の気候変動に対応するため、衣替え期間が廃止され、冬服・夏服の両方が通年で着用できます。女子の制服はスカートですが、指定されたスラックスも選べます。

学校生活と部活動

昼休みにはパンなどの購買が行われ、2022年度からは自動販売機が設置され、菓子パンや飲料が購入できます。校内には屋外と屋内にそれぞれ自動販売機があり、栄養食品も取り扱っています。

学校行事は多岐にわたり、入学式、校外オリエンテーション、球技祭、鎌高祭（文化祭・体育祭）や修学旅行、卒業式などが行われます。部活動も非常に活発で、運動系から文化系まで多彩な部が存在します。特に料理研究部は全国大会でグランプリを受賞した実績があります。

体育系の部活動には野球部、陸上部、バスケット部、サッカー部などがあり、文化系では吹奏楽部や美術部、写真部などが活動しています。多くの部が県大会に進出しており、学校全体がスポーツと文化活動の両面で充実しています。

アクセスと卒業生

学校へのアクセスは、東武野田線鎌ヶ谷駅から徒歩約10分と便利です。また、京成松戸線の初富駅からも徒歩圏内です。

著名な卒業生には、スポーツ選手やアーティストが名を連ねており、特にサッカー選手の石川直樹やボクシングチャンピオンの梅津宏治などがいます。これらの卒業生たちは学び舎で得た経験をもとに、それぞれのキャリアで活躍しています。

千葉県立鎌ケ谷高等学校は、教育理念と活発な校風を背景に、多くの生徒に成長の場を提供しています。

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