千葉県道8号船橋我孫子線

千葉県道8号船橋我孫子線

千葉県道8号船橋我孫子線は、千葉県船橋市を起点とし、我孫子市を終点とする主要地方道です。県北西部を南北に縦断し、東経140度線上にほぼ沿って位置しています。この道路は、地域住民にとって重要な交通路であるとともに、沿線には様々な施設や観光スポットが存在します。

概要

この県道は、船橋市から我孫子市まで、県北西部を縦断する主要な道路です。ほぼ全線が東経140度線上に位置していることが特徴です。

路線データ

起点: 船橋市（若松交差点＝国道357号交点、千葉県道15号千葉船橋海浜線終点）
終点: 我孫子市（我孫子インター交差点＝国道6号交点）
総延長: 不明
実延長: 20.695km（柏土木事務所管内: 9.368km、東葛飾土木事務所管内: 5.088km、葛南土木事務所管内: 6.239km）
重要な経過地: 鎌ケ谷市

路線状況

道路の北端部、我孫子市から柏市の道の駅しょうなん付近までは片側2車線で整備されています。道の駅しょうなんから柏市大島田の国道16号交差部にかけては、一部で拡幅用地が確保されています。鎌ケ谷市内では、バイパス整備が進められており、新鎌ヶ谷駅北入口交差点から馬込交差点までの区間は市道として既に供用されています。残る粟野十字路交差点から国道464号交差部にかけては、現在も事業が進行中です。馬込交差点から駿河台交差点にかけては、特に芝山団地入口交差点以東の渋滞が激しく、拡幅が計画されています。駿河台交差点以南は、2011年までに全区間の拡幅が完了し、片側2車線となっています。

鎌ケ谷市内では、東武野田線（東武アーバンパークライン）が西側を並走しており、新鎌ヶ谷駅東側では新京成線と平面交差するため、以前は踏切遮断による渋滞が深刻でした。しかし、立体交差化工事（令和元年度終了）により、渋滞は緩和される見込みです。

柏市大島田の区間は、国道6号と国道16号を結ぶ路線として、交通緩和を目的としたバイパス化が進められています。

通称

地元では、千葉県道8号船橋我孫子線を「船取県道」または「船取線」と呼ぶのが一般的です。この通称は、旧県道名である「千葉縣道船橋取手線」に由来します。1972年に現在の名称に変更された際、終点が茨城県取手市から我孫子市に変更されたため、昔の名残として今も親しまれています。

重複区間

国道296号：京葉道路花輪IC - 中野木交差点
国道464号：初富交差点 - 鎌ケ谷消防署前交差点

道路施設

道の駅: しょうなん
橋梁: 手賀大橋（手賀沼、柏市 - 我孫子市）

地理

通過する自治体

千葉県
船橋市 - 習志野市 - 鎌ケ谷市 - 松戸市 - 柏市 - 我孫子市

ごく一部ではありますが、習志野市と松戸市も通過しています。

交差する道路

国道357号・千葉県道15号千葉船橋海浜線（船橋市若松、若松交差点）
京葉道路花輪IC
国道296号（船橋方面）（習志野市谷津）
国道14号（船橋市宮本）※立体交差（オーバーパス）
国道296号（成田方面）（船橋市前原西、中野木交差点）
千葉県道288号夏見小室線（船橋市金杉、金杉十字路交差点）
千葉県道59号市川印西線（船橋市馬込町、馬込十字路交差点）
国道464号・千葉県道57号千葉鎌ケ谷松戸線（鎌ケ谷市中央、初富交差点）
国道464号・千葉県道12号鎌ケ谷本埜線（鎌ケ谷市新鎌ケ谷、鎌ケ谷消防署前交差点）
千葉県道281号松戸鎌ケ谷線（鎌ケ谷市南佐津間、佐津間交差点）
千葉県道280号白井流山線（流山方面）（柏市高柳、高柳小山交差点）
千葉県道280号白井流山線（白井方面）（柏市高柳、高柳大久保台交差点）
国道16号（柏市大島田、大島田交差点）
千葉県道282号柏印西線（柏市大島田、大島田柏戸交差点）
国道356号（我孫子市寿、消防本部前交差点）
* 国道6号（＝国道294号重用）

まとめ

千葉県道8号船橋我孫子線は、県北西部を縦断する重要な道路であり、地域住民の生活を支える上で欠かせない存在です。沿線には道の駅や手賀沼といった施設や観光スポットもあり、ドライブコースとしても楽しめます。現在、交通量の多い区間では拡幅工事やバイパス整備が進められており、今後の交通状況の改善が期待されます。

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