南三陸ホテル観洋

南三陸ホテル観洋について

南三陸ホテル観洋は、宮城県本吉郡南三陸町志津川に位置する、株式会社阿部長商店が運営するホテルです。1972年に朝日観光株式会社によって開業し、その後阿部長商店に吸収合併されました。合併後は増改築を重ね、1997年には客室244室、収容人数1,300名の大規模ホテルとなりました。2004年には南三陸温泉を開湯し、大浴場や露天風呂も備えています。

東日本大震災と復興への貢献

東日本大震災では、約600名の被災者を受け入れる避難所としての役割を果たしました。震災の経験を風化させないため、2012年2月からは「語り部バス」を運行しています。このバスツアーでは、ホテルの従業員や地元ボランティアが、南三陸町内の被災地を案内し、震災の教訓を伝えています。2022年1月時点で参加者は延べ42万人に達し、その活動はツーリズムEXPOジャパンのジャパン・ツーリズム・アワード大賞を受賞しました。ホテル自体も震災の伝承の場として、重要な役割を担っています。

施設とアクティビティ

南三陸温泉

泉質はナトリウム・カルシウム-塩化物泉で、無色透明です。太平洋を望む露天風呂があり、開放的な気分で温泉を楽しめます。

レストラン シーサイド

地元産の新鮮な食材を使った料理が楽しめます。

語り部バス

震災の経験を語り継ぐことを目的に、ホテルの従業員らがガイドとなり、南三陸町内の震災関連地をバスで巡るツアーです。予約が必要ですが、宿泊者以外も参加できます。通常コースは約60分、特別コースは約90分で、特別コースではホテルが管理する震災遺構の高野会館を見学できます。

津川湾観光船

志津川湾を約55分間クルージングできます。ウミネコやカモメと触れ合うこともでき、自然を満喫できます。

屋上「汐風の空」スターパーティー

月に一度、ホテルの屋上で星空観察会を開催しています。宿泊者以外も参加可能です。

アクセス

仙台駅から無料送迎バスが運行しています。
三陸沿岸道路志津川ICから車で約10分です。
JR気仙沼線BRT陸前戸倉駅から徒歩約25分です。
JR気仙沼線BRT志津川駅から徒歩約30分です。

南三陸ホテル観洋は、温泉、食事、アクティビティ、そして震災の記憶を伝える役割を担う、魅力的なホテルです。南三陸町を訪れる際には、ぜひ利用してみてはいかがでしょうか。

外部リンク

公式ウェブサイト)
南三陸ホテル観洋 (@minamisanriku_kanyo) - Instagram)
* 南三陸ホテル観洋 (hotel.kanyo) - Facebook)

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