南外村

南外村（なんがいむら）

南外村は、かつて秋田県の中央南部に位置していた村です。2005年（平成17年）に大曲市をはじめとする周辺の市町村と合併し、現在は大仙市の一部となっています。合併後も「大仙市南外」としてその地名を残し、地域の歴史を今に伝えています。

地理

村の中央を楢岡川が流れ、その流れは村の北端で雄物川へと合流します。村の東端には、ひときわ目を引く大平山がそびえ立っています。また、村の西部には南外ダムによって形成された美しい湖が広がっており、豊かな自然に恵まれた地域でした。

主な山:

大平山
勝軍山
長者山
権現山
土筆森山
扇森

主な河川:

雄物川
楢岡川

主な湖沼:

南外ダム

歴史

南外村の歴史は、明治時代の町村制施行にまで遡ります。

1889年（明治22年）4月1日 - 町村制の施行に伴い、仙北郡南楢岡村と外小友村がそれぞれ成立しました。
1955年（昭和30年）3月31日 - 仙北郡南楢岡村と外小友村が合併し、南外村が誕生しました。
2005年（平成17年）3月22日 - 大曲市、仙北郡中仙町、神岡町、太田町、協和町、仙北町、西仙北町と合併し、大仙市となりました。

教育

合併後、村内の教育機関は大仙市立となりました。

中学校
南外村立南外中学校（現：大仙市立南外中学校）
小学校
南外村立南外西小学校（現：大仙市立南外西小学校）
南外村立南楢岡小学校（現：大仙市立南楢岡小学校）

交通

南外村には鉄道は通っていませんでした。鉄道を利用する場合、最寄りの駅はJR東日本奥羽本線の神宮寺駅でした。

道路
一般国道
国道105号

名所・旧跡・観光スポット

南外村には、豊かな自然と歴史に育まれた数多くの名所・旧跡・観光スポットがありました。

楢岡焼：素朴な風合いが魅力の陶器
ふるさと館
岩倉温泉：湯治場として親しまれてきた温泉
湯の神温泉
不動の滝
さくら公園：春には美しい桜が咲き誇る
村民体育館（ピラミッド型の印象的な建造物）
山村運動公園（野球場・テニスコートなど）

出身有名人

南外村は、各界で活躍する著名な人物を輩出しています。

伊藤徳五郎（アメリカに柔道を広めた人物）
絹川武良司 (物理化学者)
楢錦政吉（1920年代の幕内力士）
両國勇治郎（大相撲力士。新入幕の1914年5月場所で9勝1休で優勝。）

関連項目

秋田県の廃止市町村一覧

外部リンク

南外村 - ウェイバックマシン

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