南川忠亮

南川忠亮の選手生活

南川忠亮（みなみかわ ただすけ）は、1992年1月13日生まれの元プロ野球選手であり、香川県高松市出身の右投げ右打ちの投手です。彼の野球人生は多くの辛苦と喜びに満ちており、その経歴は興味深いものです。

経歴

プロ入り前

南川は小学校3年生の頃に野球を始め、その後高松市立古高松中学校で捕手としてプレーしました。香川県立高松工芸高等学校に進学すると、1年生の時に投手に転向しました。彼の才能はすぐに開花し、1年目の秋季大会からベンチ入りを果たし、2年生の香川大会では救援で登板しました。その後はエースとしてチームを引っ張り、準決勝まで進出しながらも惜しくも敗退。高校卒業後はJR四国に就職し、同社の野球部でプレーを続けました。

ここでの彼の活躍は目を見張るもので、社会人野球日本選手権大会で最高殊勲選手賞を受賞したり、都市対抗野球大会にも出場したりしました。彼の頑張りが認められ、2015年のプロ野球ドラフトで埼玉西武ライオンズから5巡目で指名されたのです。

西武時代

野球界に進むこととなった南川は、埼玉西武ライオンズに入団後、2016年4月にプロ初登板を果たしました。この試合は対千葉ロッテマリーンズ戦で、8回に登板し無失点の好投を見せました。その後もリリーフとして数試合に登板しますが、シーズン中に一度登録抹消され、二軍でのキャリアを積むこととなります。二軍では37試合に登板し、4勝3敗の成績を収めました。

2017年にも出場機会がありましたが、その後は一軍での登板は減少。2018年にはわずか4試合の登板に留まりました。2019年には戦力外通告を受け、プロ野球選手としての道を一時的に閉ざされましたが、周囲の応援を受けて再びJR四国に戻る決心をしました。

JR四国復帰後

2020年に野球を続けることを選び、再びJR四国に復帰しました。2021年には都市対抗野球大会で活躍し、見事な投球を披露。トヨタ自動車との対戦で完封勝利を収め、投手部門での優秀選手賞も獲得しました。この成果は、彼自身だけでなくJR四国にとっても大きな意味を持つものでした。

投手としての特徴

南川の投球スタイルはスリークォーター気味で、最速150km/hの直球を投げます。また、スライダーやフォークなどの変化球も習得しており、打者にとって厄介な存在でした。

記録

彼のキャリアの中での主な記録には、プロ初登板や初奪三振などがあり、特に初登板は2016年の4月26日であったことが知られています。この試合での彼の投球は、今後のキャリアへの自信を与える重要な一歩でした。

最後に

南川忠亮の野球人生は、試練と成功の両方を含む物語です。彼は野球への情熱を持ち続け、最終的には周囲のサポートにより再びグラウンドに立つことができました。このような経験は、彼にとっても他の選手にとっても価値のあるレッスンとなり、それぞれの道を歩む勇気となることでしょう。

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