南栄 (鹿児島市)

南栄（なんえい）

概要

南栄は、鹿児島県鹿児島市に位置する町丁で、南栄一丁目から南栄六丁目までが存在します。2020年4月1日現在の人口は334人、世帯数は206世帯です。この地域は、鹿児島臨海工業地帯の一部として、公有水面を埋め立てて造成された工業団地であり、多くの工場が立ち並んでいます。

地理

南栄は、鹿児島市の南部に位置し、永田川下流域にあります。北に東開町、南に七ツ島、西に谷山中央、卸本町、和田町、坂之上、東に谷山港一丁目から谷山港三丁目に隣接し、一部は錦江湾に面しています。

町域の西端には鹿児島県道217号郡元鹿児島港線（通称：産業道路）が南北に走り、交通安全教育センター前交差点が終点です。同交差点からは、鹿児島県道219号玉取迫鹿児島港線も東から南へと進路を変えます。産業道路沿いには谷山緑地公園があります。また、東端には臨港道路が南北に走り、東開町と谷山臨港大橋で結ばれています。

町域の北部から中央部にかけては工場が多く、南部には商業施設や鹿児島県交通安全教育センターなどの公共施設が所在します。

町名の由来

「角川日本地名大辞典」によれば、「鹿児島市の南部に栄える町」として命名されたとされています。

歴史

南栄は、1967年（昭和42年）から1971年（昭和46年）にかけて、鹿児島臨海工業地帯の二号用地及び一号用地A区として、鹿児島開発事業団によって公有水面を埋め立てて造成されました。この造成にかかった総事業費は119億5,800万円でした。

1971年（昭和46年）に、埋め立てられた区域に「南栄一丁目」から「南栄五丁目」が設置されました。1979年（昭和54年）には、鹿児島臨海工業地帯の一号用地A区が鹿児島市に編入され、一部の区域より「南栄六丁目」が設置されました。1986年（昭和61年）には、公有水面埋立地と旧防波堤の区域が南栄五丁目に編入されました。

人口

国勢調査によると、1995年以降の人口は以下の通りです。

（国勢調査に基づく人口推移データは省略）

施設

公共施設

鹿児島県交通安全教育センター
鹿児島県警察免許管理課
鹿児島県交通安全協会本部
鹿児島市消防局南消防署
長崎税関鹿児島税関支署
鹿児島市南部処理場
谷山緑地公園
南栄公園
鹿児島県茶市場

その他

タイヨー本社
本坊酒造本社
サナス（旧・日本澱粉工業）本社
サンケイ化学本社
キンコー醤油本社
横山味噌醤油醸造店本社

学区

市立小・中学校に通う場合の学区は以下の通りです。

（学区に関する具体的な情報は省略）

交通

道路

鹿児島県道217号郡元鹿児島港線（産業道路）
鹿児島県道219号玉取迫鹿児島港線（産業道路）

参考文献

「角川日本地名大辞典」編纂委員会『角川日本地名大辞典 ４６ 鹿児島県』角川書店、1983年3月1日。
南日本新聞開発センター『鹿児島開発事業団史 二十八年のあゆみ』鹿児島開発事業団、1993年。

関連項目

南栄（曖昧さ回避ページ）
* 埋立地

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