南部縦貫

南部縦貫株式会社

南部縦貫株式会社は、青森県上北郡七戸町に本社を置く企業です。元々は南部縦貫鉄道株式会社という社名で、鉄道事業を основнойに行っていました。しかし、1997年に鉄道事業を廃止し、現在の社名に変更しました。

概要

主な事業内容は業務受託です。設立当初は、鉄道建設による沿線地域の開発を目的としていました。しかし、経営状況は厳しく、1966年には会社更生法を適用しています。その際、再建策として沿線自治体の給食調理・運搬、公共施設の清掃業務などの業務受託事業を開始しました。鉄道事業廃止後も、これらの事業を継続することで企業として存続しています。

かつては「縦貫タクシー」の通称でタクシー事業も展開していましたが、2013年に株式会社縦貫タクシーとして経営分離されました。

沿革

1953年（昭和28年）12月23日 - 鉄道建設による沿線の開発を目的に、七戸町、天間林村ほか上北地域の地元自治体および住民の出資により南部縦貫鉄道株式会社を設立。
1962年（昭和37年）10月20日 - 南部縦貫鉄道線開業。
1966年（昭和41年）5月 - 会社更生法適用を申請。（1984年（昭和59年）に更生計画終了）
1968年（昭和43年）
5月16日 - 十勝沖地震で南部縦貫鉄道線全線不通となる。
8月5日 - 国鉄東北本線の線路付け替えに伴い、廃止区間を借用し野辺地 - 千曳（名称を西千曳に変更）間を延長し、全線復旧・運行再開する。
1984年（昭和59年）2月1日 - 貨物営業廃止。
1997年（平成9年）5月6日 - 借用していた旧東北本線の路盤を日本国有鉄道清算事業団から買い取りを要請されたが資金を捻出できず鉄道運行休止。
2002年（平成14年）8月1日 - 南部縦貫鉄道線廃止。
2004年（平成15年） - 南部縦貫鉄道株式会社から南部縦貫株式会社に商号変更。
2013年（平成25年） - 一般乗用旅客自動車運送事業を売却。

南部縦貫鉄道線について

鉄道会社としての経営は開業当初より厳しく、1966年には会社更生法を適用しています。詳しくは南部縦貫鉄道線の項を参照してください。

関連項目

鉄道むすめ - 七戸ちびき

外部リンク

* 南部縦貫株式会社

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