南野京右

南野京右 (のうの きょうすけ)

南野京右は、1935年12月16日に生まれ、2011年10月8日に亡くなった日本の政治家です。彼は山口県長門市長を1期務めました。

略歴

南野氏は長門市仙崎の出身で、山口県立大津高等学校を経て中央大学経済学部を卒業しました。大学卒業後は家業である鮮魚仲買業の会社に就職し、後に同社の社長に就任しました。また、長門青年会議所の理事長も務めました。

1983年には旧長門市議会議員に初当選し、以後26年にわたり旧長門市議・長門市議として活躍しました。その間、旧長門市で4年間、合併後の長門市で4年間、市議会議長を務めるなど、長門市の政治に深く関わりました。

2009年4月12日に行われた長門市長選挙に立候補し、現職の松林正俊氏らを破り、見事初当選を果たしました。これにより、新市二代目の長門市長に就任しました。市長就任後は、長門市の行財政改革を推進し、地域の基幹産業である農業、水産業、そして観光産業の活性化に力を注ぎました。

しかし、2011年に入り体調を崩し、尿路感染症などの治療のため入院しました。その際の検査で膀胱に悪性腫瘍が発見されました。8月1日には阿野徹生副市長を市長職務代理者に指名し、入院療養に専念しましたが、同年10月8日、膀胱癌のため宇部市内の病院で死去しました。75歳でした。その功績を称えられ、死没日をもって従五位に叙され、旭日小綬章が追贈されました。

南野京右氏は、長年にわたり長門市の発展に貢献し、市民から深く敬愛された政治家でした。

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