南雲憲一郎

南雲憲一郎（なぐも けんいちろう）は、1965年10月2日生まれ、山形県米沢市出身の航空自衛官です。空将の階級にあり、2023年3月30日からは統合幕僚副長を務めています。

防衛大学校33期を卒業後、航空自衛隊において様々な要職を歴任しました。具体的には、航空幕僚監部運用支援・情報部運用支援課、航空幕僚監部人事教育部教育課飛行教育班長、航空幕僚監部総務部庶務室長といった部署で、航空自衛隊の運用、人事、総務に関する業務に携わりました。

その後、中部航空方面隊司令部防衛部長、航空幕僚監部人事教育部厚生課長、第6航空団司令兼小松基地司令、中部航空方面隊副司令官、航空幕僚監部防衛部長といった要職を歴任し、2020年8月25日には西部航空方面隊司令官に任命されました。そして、2023年3月30日には、統合幕僚副長に就任し、吉田圭秀統合幕僚長を補佐する立場となりました。

2024年2月15日には、吉田圭秀統合幕僚長が過労により入院したため、その職務を代行することが発表されました。これは、南雲氏に対する職務遂行能力への信頼の証と言えるでしょう。

人物像としては、司馬遼太郎の小説『坂の上の雲』を読んだことがきっかけで自衛官を志したとされています。このエピソードからは、日本の歴史や国防に対する強い関心と使命感がうかがえます。

また、毎日新聞の報道によると、真珠湾攻撃を指揮した南雲忠一海軍大将とは縁戚関係にはないとのことです。

南雲憲一郎氏は、長年にわたる航空自衛隊での勤務経験と、数々の要職を歴任した実績を持つ、日本の防衛を担う重要な人物の一人です。今後の活躍が期待されます。

[外部リンク]

* 統合幕僚監部の組織 | 統合幕僚監部

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