南霧島信号場

南霧島信号場について

南霧島信号場（みなみきりしましんごうじょう）は、鹿児島県霧島市霧島永水に所在する、九州旅客鉄道（JR九州）日豊本線の信号場です。この信号場は、列車の行き違いを行うために設けられた施設で、線路が単線から複線に変わる場所に位置しています。門石信号場や楠ヶ丘信号場よりも1年遅れて開設されました。

歴史

1966年（昭和41年）10月1日：日本国有鉄道（国鉄）により開設されました。
1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化に伴い、九州旅客鉄道（JR九州）に継承されました。

構造

南霧島信号場は、2本の線路を有する単線行き違い型の信号場です。上下線ともに両開き分岐器が設置されています。これは、列車の進入方向に関わらず、どちらの線路にも進入できるようにするためです。また、徳浦信号場と同様に、分岐器の近くにはトンネルが存在します。

周辺環境

信号場は、周囲を山々に囲まれた場所に位置しています。最寄りのバス停である霧島ふれあい循環バスの上春山バス停からは、約1キロ以上離れており、徒歩でのアクセスはやや困難です。信号場までの道は舗装されていますが、山道で道幅が狭いため、車両での通行には注意が必要です。かつては信号場内の広場に車両が乗り入れ可能でしたが、現在は入口が鎖で封鎖されています。

隣接駅

九州旅客鉄道（JR九州）

■日豊本線

霧島神宮駅 - 南霧島信号場 - 国分駅

※当信号場を挟む両駅間の距離（営業キロ）は12.7kmで、2013年12月1日現在、JR九州管内の在来線で最長となっています。この区間の長さからも、この信号場が果たす役割の重要性が伺えます。

補足

南霧島信号場は、その立地と構造から、鉄道ファンにとっても興味深い場所です。また、周辺の自然環境は、訪れる人々に癒しを与えてくれます。

関連情報

* 日本の信号場一覧

南霧島信号場は、日豊本線の運行を支える重要な施設であり、地域の人々の生活に密接に関わっています。

もう一度検索