南鳥島航空基地

南鳥島航空基地について

南鳥島航空基地は、東京都小笠原村の南鳥島に所在する、海上自衛隊の航空基地です。硫黄島航空基地隊の分遣隊である南鳥島航空派遣隊が配置されており、島の飛行場施設の運用や国境警備を担っています。

基地の概要

この基地には、約25名の公務員が駐在しています。自衛官だけでなく、気象庁や関東地方整備局の職員もおり、それぞれ別の庁舎で生活しています。彼らは、それぞれの専門性を活かし、南鳥島における様々な任務を遂行しています。

飛行場

南鳥島航空基地の飛行場は、軍用[[飛行場]]として運用されており、民間機の定期航路は設定されていません。しかし、過去には太平洋を横断する軽航空機が、テクニカルランディングのために利用していた時期もあります。現在でも、国際航空運送協会の3レターコード（MUS）が設定されており、機材トラブルなどの緊急時にはダイバートできるようになっています。

ただし、滑走路は1,372mと短いため、利用できる機種は限られています。本州から遠く離れていることや、滑走路の短さから、航空自衛隊の飛行点検機や海上自衛隊の輸送機（C-130R）など、特定の機体が運用されています。

沿革

南鳥島航空基地は、1968年に小笠原諸島が日本に返還された際に、硫黄島航空基地分遣隊隷下の南鳥島航空派遣隊として編成されました。その後、1991年に硫黄島航空基地分遣隊が硫黄島航空基地隊に改編されたことに伴い、同隊の所属部隊となりました。

配置部隊

現在、南鳥島航空基地には、南鳥島航空派遣隊が配置されています。

脚注

[※脚注に関する情報はありません]

関連項目

海上自衛隊の陸上施設一覧
硫黄島航空基地
海上保安庁（かつては島内に駐在）
アメリカ沿岸警備隊

外部リンク

厚木航空基地HP)
南鳥島の概要 - 国土交通省)
* 日本の最東端「南鳥島」～絶海の孤島を訪ねて：時事ドットコム)

南鳥島航空基地は、日本の最東端を守る重要な拠点であり、自衛隊員だけでなく、気象庁や国土交通省の職員も共に、日本の安全と発展に貢献しています。

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