博多バイパス

博多バイパスの概要

博多バイパスは、福岡県福岡市東区に位置する国道3号のバイパス道路で、福岡市の東側を通ります。この道路は、福岡市北部の香椎バイパス、東部の福岡東バイパス、南部の福岡南バイパスを結ぶ重要な幹線道路です。バイパスの起点は福岡市東区下原1丁目にあり、終点は福岡市東区の二又瀬、新二又瀬橋交差点近くに設置されています。全長は約7.7 kmで、主に福岡市東区の内に広がっていますが、一部は博多区に接しています。

歴史と開通

博多バイパスの事業は1968年に始まり、1971年に工事が着手されました。最初の4車線供用区間が完成したのは1978年で、この時点で新二又瀬橋交差点から松島交差点間の一部が開通しました。続いて、1980年代には次々と区間が完成し、1990年代にもさらなる拡張が進みました。2003年には一部区間が暫定4車線となり、2008年にはさらなる区間が5車線供用されるようになりました。そして、2018年3月17日、待望の未開通区間が開通し、博多バイパスは全線開通を迎えました。これにより、福岡市内での交通の利便性が大きく向上しました。

道路状況と交通量

博多バイパスの規格は第4種第1級で、設計速度は60 km/hに設定されています。道路幅員は30.0 m、車線幅は3.25 mで、全体には6つの車線が確保されています。事業費は462億円であり、残事業費として約57億円が見込まれています。また、定期的な交通量の調査が行われており、2010年度の平日24時間の交通量は多くの車両が行き交うことを示しています。

通過する地域と周辺の施設

博多バイパスは主に福岡市東区を通過します。沿線には博多高等学校や多々良中学校、松崎中学校といった教育機関、また、自然豊かな箱崎公園も位置しており、地域住民にとっても重要なアクセス路となっています。また、沿道には香椎線や新幹線、篠栗線の交差があり、交通の要所としての機能も果たしています。

まとめ

博多バイパスは、福岡市の発展に寄与する重要なインフラであり、その開通によって地域内外の交通が円滑になりました。今後もこの地域の道路整備や交通管理が進むことで、さらなる利便性の向上が期待されます。

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